普段から、触り心地のよいものを触っていると脳が老けないそうです。
脳科学者の中野信子氏が動画で話していた内容をご紹介します。
ツルツルを触ると
ツルツルしたものを触っている人と、ザラザラしたものを触っている人に、「○○のお願いを聞いてくれますか?」と尋ね、イエスかノーかを答えさせると、ツルツルしたもの(さわり心地のいいもの)を触っている人からイエスが返ってくることが多いそうです。
これは、触り心地のいいものを触っているとオキシトシンという物質が出やすいため。
オキシトシンは人と人との信頼関係を強め、認知機能を高める働きがあるのです。
触り心地のいいものを触っていると、認知機能が高まる、つまり脳が活性化されて老けないということです。
何を触るか
何を触るかということですが、これは別に高価なものである必要はありません。
普段よく触るドアノブでも文房具でも、洋服や寝具など、ツルツルでもサラサラでもしっとりでも、お好みの手触りのものを使えばよいとのこと。
それで言うと、ペットを飼っている人は格好の手触りのいい存在が身近にいるわけですね。
撫でられたペットも嬉しいでしょうし、可愛がる人間のほうまで脳が活性化するなんて一挙両得。
お互い幸せになれる関係です。
触るのはもちろん人間同士でもいいわけです。
スキンシップをよくとるとオキシトシンが出るそうなので、夫婦や恋人同士でスキンシップを取るといいそうです。
口説くときも
男性が気になる女性を口説く目的でお店に連れて行くとき、テーブルの手触りとか椅子の柔らかいクッションとかも大事になってくるそうです。
高級なお店はそれなりのグレードの調度品を揃えています。
口説きが成功するかどうかは、店の雰囲気だけではなく、手触りという日常的なものも左右するというのはおもしろいですね。
スカート履いた時の気分
普段はパンツばかりですが、たまにスカート履いたりすると、柔らかい生地が足に触れる感触が気持ちいいことに気付きます。
スカート履いただけで、めったに感じない女らしい気持ちになったりして不思議なものだと思っていましたが、原因は生地の「感触」にあったのかもしれません。
手触りや感触といったことに気持ちを向けてみるのもいいかも。
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