「しっかり朝ごはんは食べましょう」と教わりました。
「朝ごはんを食べない子どもは成績が悪い」とも言われますよね。
でも、1日2食で十分という考え方もあるようです。
昔読んだ本に
私が10年以上昔に読んだ本には、「1日2食にすると長生きできる」とありました。
マウスの実験で、好きなだけエサを食べさせるグループと、エサの量を60%に抑えたグループを比べると、エサを減らしたグループのほうが約2倍長生きしたという結果が出たそうです。
エサの量を減らすと、DHEAホルモン(成長促進ホルモン)が刺激され、HGH(ヒト成長ホルモン)が多量に分泌されます。
HGHというホルモンは、マウスだけでなく人間にも分泌されますが、25歳くらいから減り始め、40歳では約半分になってしまいます。
このホルモンが減ることで新しい細胞ができなくなって、シミやそばかす、シワができて肌がたるむのだそう。
ところがカロリー制限するとそのホルモンが若いころと同じくらいにまで復活するので、老化防止にも効いて寿命が延びる、ということでした。
今でも1日2食
昔に言われていた説なのかなと思っていたら、今でも「1日2食」を勧める人がいるようです。
老化研究をしているデビット・シンクレア氏も、「食べる回数を減らすとよい。1日3食も必要ない」と言っています。
サーチュイン遺伝子とよばれる長寿遺伝子は、空腹でやせていないと活性化されないそうです。
シンクレア氏によると、老化を遅らせる最も大事な要素は「肥満にならないようにエクササイズすること」だそうです。
脳や精神の健康
脳や精神の健康についても、シンクレア氏は語っています。
脳を活性化させるためには、心を落ち着かせてストレスを溜めないこと。
脳をひどく興奮させると老化を加速させるそうです。
瞑想して精神を整えること、記憶力を鍛えることも老化防止につながります。
また、精神面での健康を保つには、複数のキャリアを持つことがよいとのこと。
自分が社会のために役立っていると感じることが重要なのだそうです。
実践していれば
こうして見ると、私が20年近く前に読んだ本の内容は、今でも通用するもののようです。
本を読んだときに1日2食にしていれば、今ごろは少しは老化を防止できたのかな?
残念ながら「ふぅ~ん」と思っただけで、子どものときに習慣そのままに毎日朝ごはんを食べてきました。
習慣を変えるって難しいですね。
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