1億円貯めた人の3つの特徴

純金融資産が1億円以上ある人というと、仮想通貨で一気に儲けた人とか、FXで1億円達成とかをイメージします。

でも、40年近く3万人以上の個人投資家の投資相談を受けてきた経済コラムニスト、大江秀樹氏によると、株の短期売買で巨額の資産を築いた人は一人も見たことがないとか。

地味な会社員で、特に変わったことをしていなくても1億円以上の資産を作った人はたくさんいるそうです。

そういえば、アメリカの億万長者もごく普通の人だと書いている本がありました。

「隣の億万長者」はごく普通の人々

3つの特徴

大江氏がこれまでにインタビューした、「1億円以上の資産を築いた人」には3つの特徴があるそうです。

1.あまり保険に入っていない

2.節約していない

3.「何となく消費」はしていない

1の保険については、自動車保険や火災保険にはみんな加入しているけれど、生命保険や医療保険は世間一般の平均よりもはるかに少ない金額になっているそうです。

2の節約については節約するのではなく、無駄な支出かどうかを判断して無駄な使い方をやめています。

価値のあるものにはお金を惜しまず、不要なものには支出しないのです。

3の「何となく消費」とは、深く考えずに入って保険料を払い続けている保険、まったく使っていないサブスクのサービス、毎日コンビニで何か買ってしまうようなことを指します。

そういう「何となく消費」をなくしているということです。

毎月の積立

ただ彼らはこの3つの特徴だけで1億円を貯めたわけではありません。

投資信託の積立投信で1億円を達成した人の例を見てみます。

この20年間で国際分散投資をしながら積み立てた金額の累計が約5000万円で、20年間の値上がりによって1億円を超えました。

平均すると年間250万円、月額20万円ちょっと積み立てをしてきたことになります。

月20万円の積立は簡単なことではありません。

でも、資産を築いた他の人たちの多くもそれくらいは積み立てにまわしており、「その積み立て分の半分くらいは無駄な支出を見直すことで実行が可能だ」と言っているそうです。

運用のうまさというより、支出をコントロールして貯蓄・投資に回すお金を増やした結果だと言えます。

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