作者は「RINのシンプルライフ」というブログを運営されている方です。
私がこの本を読んだのは、「子育て後、夫婦二人で小さい平屋に住み替えた」とあったから。
今後の参考になるのでは、と思って読みました。
家についての記述は一部分で、多くは暮らし方の工夫について書かれています。
平屋は快適
マンション暮らしだったRinさん夫婦が平屋の一軒家に引っ越ししたのは50歳くらいこと。
夫婦そろってフルタイムで働いています。
この点で、もうすぐ夫が定年を迎える我が家とは、ちょっと条件が違うなと感じました。
本を読んでいても、どちらかというと活動的な方のようなので、家の中で長時間過ごすことはあまり想定していないのかもしれません。
間取りを見ると、部屋はDK、和室、寝室のみで、あとはウォークインクローゼット、洗面所、ランドリーなど。
私たちの望むような、夫婦それぞれの個室を持つというのは、平屋では難しいかも。
でも、身の回りの物を減らして、小さな平屋で送るシンプルライフにはやはり憧れます。
ご本人は、平屋暮らしは「思った以上に快適」だと言っています。
暮らし方の知恵あれこれ
「老前整理は50代でスタート」など身の回りの片づけかたから、毎朝15分使ってする掃除などの家の中を清潔にするコツ。
ざっくり家計簿のつけかたや、忘れ物の防ぎ方、加齢臭の防ぎ方まで、いろいろ書かれています。
これからシニアに向けて生きていくにあたって、明るい気持ちで暮らすには、といったことにも章を割いています。
エネルギーの使い方
介護の仕事をしているRinさん、仕事柄いろんなお年寄りを見ていると、年を取るとその人らしさが表れると言っています。
いばったり、クレームをつけることなどにエネルギーを使うのではなく、もっと素敵なことに使いたいというのがRinさんの考え。
Rinさんは介護の仕事のほかに、整理収納アドバイザーの資格を取ったり、バレーボールや習字を習っているそうです。
家のDIYも好きだし、今後はボランティアや地域活動など、誰かの役に立つ時間が多くなるように生きていきたいとか。
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どんな家に住むかは、その人(夫婦)が今後どんな暮らしをしたいかにかかっています。
まずは自分の気持ちを整理することが先だと感じました。
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