問題はパンツではなく不仲

朝日新聞で「悩みのるつぼ」という人生相談を読みました。

40代女性の「夫がパンツ1枚でウロウロする」というタイトルです。

相談内容

夫はお酒好き、性格は攻撃的で、家族とも話がかみ合わず、何でも決めつけた答えをするそうです。

夫は「公共スペースはきれいに使う」ということを主張しています。

しかし夫は公共スペースであるリビングをパンツ1枚でウロウロ、筋トレのときもパンツ1枚。

夫は「こんな引き締まった50代はいない。お尻なんかぷりっとしている」と言いますが、女性はどんな体であろうが視界に入ることが非常に不快だそうです。

回答者は

回答者はこう言っています。

もう夫は変われないだろう。周囲の絶望に気付かず、少しづつ孤立する未来しか見えない。

こういう男性を量産している社会構造も含め、自分たち男性(回答者は男性)が自分事として向き合わないと解決できない課題であると。

妻の冷たさ

でも私には、相談者の冷たさが印象に残りました。

夫の決めつけを「日ごろから意地悪な考えを持っていなかったらそんな発想は生まれない」と言ったり、夫が自分のお尻が「ぷりっとしている」と言ったことにも「実際には尻は上がっていません」と断じるなど、ちょっと冷笑的な感じがします。

もしかしたら、今までずっと夫と話し合いしたくてもできず、疲弊してしまい感情が動かなくなっているのかもしれません。

相談文は、

「リビングでパンツ姿でウロウロされるのは気になりませんか?」

「人前では服を着たほうが色気もあると思いますが、どう思われますか?」

と問いかける形ですが、夫のひどさを世間に知らしめたいという気持ちが感じられるよう。

不仲が原因

パンツ1枚なのがいいとか悪いとかではなく、相談者自身も言っているように、「夫婦が不仲」なのがすべての原因なのでしょう。

少々モラハラ傾向のあるような夫の言動を、妻は心の中で笑うことでバランスを保っている気もします。

そうやって自分を守っているのかも。

投稿だけではわかりませんが、夫の態度の原因がどこかにある可能性もあります。

いずれにしても、こんな状態を続けているとメンタルにも決していい影響はないでしょうから、早めに何とかしたほうがいいでしょうね。

お互いに関係を改善したいという気持ちがあるなら、カウンセラーなど専門家の助けを借りるしかないかもしれません。

読んでいただきありがとうございました。
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