博報堂DYホールディングスが2022年11月18日に発表した「はたらく世代の幸福感調査(関東・関西編)」によると、働く人の幸福感は「西高東低」という結果になったそうです(J-CASTニュースより)。
関西女性がトップ、最低は関東男性
調査は、関東地域(東京・神奈川・埼玉・千葉)と関西地域(大阪・兵庫・京都)に絞り、20~50代の働く男女を各地域から3000人ずつを選んで行われました。
結果は、
・関東と関西の比較では、関東に比べて関西の幸福感が相対的に高い。
・性別・エリア別でみると、関西女性の幸福感がトップ。
次いで関東女性、関西男性、最下位は関東男性となりました。
本音・共鳴・シェア
その理由を調べるためのキーワードが、「本音」「共鳴」「シェア」。
それぞれの言葉に7項目の質問を設けました。
「本音」では、「自由に本音で話し合ったほうが楽しい」「『それはいい』と思ったことは素直に口に出して言う」「打算で動くことも場合によっては重要だ」など。
「共鳴」では、「日々、楽しく笑える場面がある」「共感すると、思わず手を叩いたり、大声を出してしまう」「面白そうなことには、とりあえず乗っかってみる」など。
「シェア」では、「くだらないことでも人と話をする時間は楽しい」「面白かったことやためになった経験は、人に良く話す方だ」「ためになることなら、友人にとって嫌なことでも言うようにしている」など。
すると、3つのキーワードすべてに「はい」と答えている人は幸福感が高い傾向にあり、3項目すべてで関西の方が高くなりました。
本音でつきあい、よくしゃべり、いいことも悪いこともシェアし合う、という人間関係が幸福感をもたらしているということのようです。
地元民が多い?
記事では何も書かれていませんでしたが、関西のほうが「地元」に住んでいる人の割合が多いのではないでしょうか。
学生時代からの友人が多いと、そりゃ本音で話しやすいですよね。
社会人になってからの友人とは本音の付き合いができないと言いたいわけではないですが、会社は友達を作るところではないので、大人になって地元を離れた人の中には、気の合う友人ができにくい人もいるかもしれません。
それに関西人は一般的に「よくしゃべる」というイメージがありますが、話す回数が多ければ本音も出やすいということもありそうです。
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