「めんどくさい」という言葉、しょっちゅう頭に思い浮かびます。
どうしてもやらなくてはいけないことは仕方なしにしますが、「やったほうがいい」ようなことには、なかなか手を付けられずに諦めてしまうことも。
でも、作業療法士の菅原洋平氏によると、「めんどくさい」から抜け出すことはできるそうです。
「めんどくさい」と思う人の特徴
「めんどくさい」でつまずく人の特徴として、
1.誰かに怒られないかを気にする
2.めんどくさいと感じたときに、とる行動が決まっている
ということがあるそうです。
1つ目の、できない自分を責める誰かが実際にはいないにしても、罰を恐れる気持ちがあると体が動かなくなります。
気持ちを奮い立たせようとしても動けないということです。
2つ目は、普段てきぱき動く人でもよく起こるケースだそうです。
それは、いつも同じような場面で同じ行動をとること。
例えば、「メールを返信する気になれないから気分転換に動画を見る」「帰宅してバッグを置き、ソファに座り込んでしまう」というように、無意識のパターンができてしまっている場合。
いったん行動が決まってしまうと、脳に命令を与える神経線維は、そのルートが使われるほど太くなり、さらには周辺のルートを通っている命令を奪い取って自分のルートを載せていくように働くため、行動を変える命令を出すのが難しくなるとか。
「めんどくさい」の解消法
こうした「めんどくさい」を解消することは、脳に新しい神経回路をつくること。
・まずは手を動かして作業する。出来栄えは気にしない
・新しいことはやらない
・テレビで見たようなかっこいいイメージでなくてもOK
完璧を求めすぎず、慣れたやり方で始めれば大丈夫。
そして、とにかく手を動かして作業にとりかかったなら、2週間以内に2回目をすることが大事なのだそう。
「いったん生まれた神経のつながりは、2週間使われずにいると淘汰されて消されてしまう」らしいです。
粛々と
「まずは手を動かして作業する」は納得できます。
「めんどくさい~」が頭の中を占領してしまうと、もう何もできなくなってしまいます。
そうなる前に、いやそうなっても粛々と手を動かせば「めんどくさい」沼からは抜け出せる、はず。
そうは言っても、すぐ考えてしまいますからね、「めんどくさい」って……。
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