節約も続かなくて、バリバリ稼ぐのも向いていない、そんな人がのんびり暮らしながらお金を使わずに済む方法として「買わない」ことを勧めています。
もちろん、なにも買わないわけではなく、「皆が持っているから」「何となく欲しいから」といった理由でつまらないものを買うのを止めましょうということです。
何を買わないか、何なら買ってもいいか、買わずに楽しく暮らすコツ、買わずに切り抜けるための方法などが書かれています。
こんな場所での買い物は要注意
金子さんがあげているお店はこれらです。
100円ショップ、コンビニ、大型ホームセンター/ディスカウントストア、通信販売、バーゲン、セール、ファミレス/ファストフード/チェーン飲食店、郊外型メガモール。
こうしたお店でどのくらい買っていますか、そして、使った金額に見合う満足は買えましたか、と問いかけています。
貧乏に見られたくない
あまりモノを買わない人は、買っている人に比べて貧乏に見られるかもしれません。
貧乏に見られるのを避けたい人は、2つのことを実践すればいいそうです。
1つ目は身ぎれいにすること。
お金のかかった装いをすることではありません。
靴を磨き、きちんと洗濯し、アイロンをかけた服を着て、肌、髪、爪を清潔に保つことです。
2つ目はいつも快活でいること。
気持ちのいい挨拶、明るい笑顔の人が貧乏くさく見えることはあまりないからです。
「食」の掌握
節約分野専門のライターさんによると、節約最大のコツは「外食しないこと」にあるそうです。
外食のコストが高いことに加えて、暮らしの基本である「食」をお金で買う習慣があることが問題のようです。
金子さんは若いころの体験から、自分の食べるものが全部他人まかせになると大きなストレスになると感じたとか。
食を取り戻すことは、自分の暮らしを取り戻すこと。まずは自分の食べるものを作りましょうと言います。
手を動かす
買わなくてもおしゃれはできる、そのためには手を動かしましょう。
最新流行の服を着ているわけではないのにきちんとして見える人の服は、いつもちゃんとアイロンがかけられて、靴もバッグも磨かれている。
ボタン付け、まつり縫いなどから一歩踏み出せば、簡単なリメークやリフォームも可能になります。
インドには「カンタ」というキルトの一種があって、着古したサリーを、そこから抜いた経糸で刺繍することでできるとか。
本来、貧しい農村で、母から嫁ぐ娘に送られるものだそうです。
こうした手仕事のことを読むと、針を手にしたくなりますね。
ほかにも、買わなくても楽しく暮らせるコツがいろいろ載っています。
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「買わない暮らし」は、今までお金を払って外に投げ出していた「暮らす技術」「生きる技術」を、自分の中に取り戻すこと。
お金を払ってラクを手に入れたと思っていましたが、もっと大きなものを失っていたのかもしれません。
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