年を取ると思いがけない出来事が待っていることがあります。
60~84歳の男女514人に、「60歳以上になってから、それまで準備・想定外で対応・対処に困った出来事」を聞いた結果を読みました(社会福祉士の斉藤亨氏の記事より)。
1~5位
1.気力・体力の低下/体調の不良
2.年金が思ったより少ない/出費がかさむ
3.突然の病気・怪我・入院
4.脚力の衰え・膝腰の痛み
5.配偶者の病気・怪我・死亡
大きくわけて、健康とお金の二つに関係しています。
高齢になるにつれて運動などして健康に努めると同時に、せっせと老後資金も貯める必要があるというのがよくわかる結果です。
ある程度は努力で何とかなるかもしれませんが、でも病気などは完全に防げるものでもありません。
いざ自分や配偶者に何かあると、まさか……と呆然としてしまいそうです。
6~10位
6.子どもが自立・結婚しない/子どものトラブル
7.コロナによる外出自粛・旅行に行けない
8.がんになる
9.目に関するトラブル/病気/視力低下
10.仕事が見つからない
うちにも独身の子どもが二人いますので、人ごとではありません。
これだけ結婚しない人が増えている世の中で、運よく結婚したとしても離婚の可能性もあるわけです。
子どものことは、自分たち親の思う通りにはならないものだと早めに諦めておいた方が悩まなくて済むのではないかと思うようになっています。
病気やお金に困ることに比べれば、コロナによる外出自粛や旅行に行けないなどはそれほど大層なことではないと感じます。状況も変わってきていますし。
9位の目に関するトラブルで思い出しましたが、最近、私と年齢の変わらない知人が白内障手術を受けたものの、3カ月たっても夜の運転ができないそうです。
合う合わないがあるのでしょうが、手術しても完璧に見えるようになるわけではないようです。
このランキングを見ていると、お年寄りがお金を貯めこもうとするのがよくわかりました。
ある程度の貯金さえあれば、病気や怪我などのトラブルにも対処できます。
お金を貯めること以外には、よく言われるように人とのつながりを持つことが必要なのかもと思います。
病気になったり何かのトラブルが起こっても、相談したり愚痴を言える相手がいれば辛い気持ちもマシになるのでは。
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