少し前のこと、新聞にJAXAの宇宙飛行士の応募条件が載っていました。
2008年の募集要項だったのですが、こんな内容。
・自然科学系の大学を卒業
・自然科学系分野の3年以上の実務経験
・着衣水泳75m、立ち泳ぎ10分間
・訓練で円滑に意思疎通できる英語力
・身長158~190cm、体重50~95kg
意外と厳しくないというか、もっとすごい条件なのかと思っていました。
まあ私は何一つ当てはまりませんけども。
身長制限のある仕事
身長が158cm~とあるのを見て、その昔、就職の時を思い出しました。
いろんなところの応募条件を見ていたら、キャビンアテンダント(そのころはスチュワーデスと言っていたのかな?)と婦人警官に身長の制限があって、確か158㎝以上だったと思います。
私は154cmでインドア派だったこともあり、身長の高いほうが有利という世界(スポーツとか)とは縁がなかったのですが、158㎝に満たない者はお呼びでないという場所があるのだなと、ちょっと寂しい気持ちになりました。
身長はいまさらどうしようもないし、仕方ないやんと思ったりもしましたが、キャビンアテンダントも婦人警官もなりたいと思ったことはないので嘆く必要はなかったのですが。
背が低いけれど、宇宙飛行士やキャビンアテンダントや婦人警官になりたい人もいると思うのですが、そうした人はどうしているんでしょう。
涙をのんで諦めているのかな。
頭にシリコン埋めて新弟子検査に合格した舞の海みたいに、どこかに可能性が残されていればいいけれど。
少し小さくなった日本人
ところで私の就職した35年前と、13年前の宇宙飛行士の身長の下限が同じというのは不思議な感じも。
日本人の身長はもう伸びていないということでしょうか。
日本人の身長は戦後急激に伸び、男女ともに1994年から2000年ごろまでが平均身長のピークだそうです(17歳の場合)。
令和元年度では男子の平均身長は170.6㎝、女子の平均身長は157.9㎝で、ともにピークのころと比べると男子は0.3㎝、女子は0.2㎝と、少し小さくなっています。
これを見ると、宇宙飛行士の身長の下限は女子の平均身長とほぼ同じなのですね。
JAXAが身長を制限するのは宇宙服のサイズとか、宇宙船の機器の問題かもしれません。知らんけど。
とにかく私は宇宙には行きたくないので(乗り物酔いがひどい)、生きている間は地球滅亡の危機にならないことを祈ります。
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