すぐに検索しているとデジタル健忘症になるかも

久しぶりに会った人、顔は覚えているのに名前が出てこないなんてことありませんか。

記憶力や認知力の多くは30歳前後にピークを迎え、その後、年齢とともに微妙に低下していく傾向にあるそうです。

でも記憶力に多少の変化を感じたとしても、心配しすぎる必要はないそうなんですが、気にはなりますよね。

ネット検索の落とし穴

俳優さんなどの有名人の名前が思い出せないとき、私はすぐにネット検索してしまいます。

「あーそうだ。〇〇だった」とわかってスッキリ。

でも、こんなことばかりしていると「デジタル健忘症」になってしまうそうです。

デジタル健忘症とは、デジタルデバイスに頼って情報を集める癖がつくことで、自分で情報を覚えておく必要がないと脳が判断してしまう現象のこと。

人は新たなことを学習して後からそれを思い出す時、脳では海馬と前頭前野と呼ばれる記憶と密接に関連する領域が活性化します。

でも、思い出す時にインターネットなど外部からの情報に頼ることで、脳のこの領域が退化してしまう場合があるそうです。

デジタル健忘症にならないためには

カリフォルニア大学アーバイン校の認知科学准教授メドニック博士は、俳優の名前が思い出せなくても、まず自分で思い出すようにすることが大切だと語っています。

答えは脳内にあると信じて取り組むこと、自分自身の力で答えにたどり着くことが重要とのことです。

どこか知らない場所に行くときも、グーグルマップに頼らず行ってみることを勧めています。

通勤にいつもと違う経路を使うだけでも効果があるそうです。

メドニック博士によると、自動化された生活に浸らないことが大事。

自分自身で物事を考え抜いたり、斬新なアプローチを試したりすればするほど、脳はより長く健康を維持できるようになると言っています。

脳の不思議

私は以前、どうしても思い出せない歌手の名前があって、スマホで調べようとしたのですが本人の名前が出てこず(調べ方が悪くて)、諦めたことがあります。

そのときは、なんと5日後にふっと思い出したのでした。

名前をずっと思い出そうとしていたわけではなく忘れていたのですが、脳は探していたのでしょうかね。

脳って不思議というか、おもしろいなと思った出来事でした。しかし5日はかかりすぎ……。

ちなみに思い出せなかった歌手はブライアン・アダムスでした。

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