先日、本屋さんに行ったとき、一冊の雑誌を手に取りました。
「わたしのカントリー」という雑誌です。
今まで読んだことがありませんでしたが、手にしたのは表紙がターシャ・チューダーだったから。
ターシャのことが何か載っているのかと思ってパラパラ見てみましたが、4ページほどで内容も特にどうということもありませんでした。
読者の部屋
それよりずっとインパクトのあるページがありました。
読者の人たちのご自慢の家を紹介した特集ページです。
テーマはそれぞれですが、どの部屋もとにかくモノが多いです。
もちろん雑誌に紹介されるくらいなので、どの部屋も素敵なインテリアですし、散らかっているわけではありません。
でも、ミニマリストなんてどこの世界の話ですか、というくらいにモノにあふれています。
ハーブを60種類育てている人。
アンティーク雑貨が大好きな人。
子どものころからアメリカンカントリーが好きで、ショップまで始めた人、などなど。
人それぞれ
私は夫の実家を片づける過程で、モノが多いと残された人が苦労することを痛感しています(片づけはまだ終わっていません)。
あまり年を取らないうちに自分たちのモノも減らしたいと思うようになりました。
ですから、普段から目に入るのはどうしても片づけやミニマリスト関係の情報ばかりです。
でも当然のことながら、自分のお気に入りのものをたくさん集めることが幸せだと考える人もいるわけで、それを目の当たりにすると、なかなか衝撃がありました。
思ったこと二つ
一つ目はご家族はどう思っているんだろうということ。
部屋の主(たいていその家の主婦)の趣味が全面に出ている飾りつけを見ると、夫や子どもたちはどう思っているのか気になります。
奥さんがインテリアの構想を練って、旦那さんがDIYするという夫婦なら心配いりませんが、趣味が違うと困ったことにならないのでしょうか。
でもこれは、ミニマリストなどモノが少ない系の人たちでも同じですね。
家族とうまくいくコツは、家族といえど踏み込んだところまで口や手を出さないということでしょうか。
もう一つは、年を取ったり体の調子を崩したりしたとき、家の中はどうなるんだろうということ。
飾っている人の美意識があってこそという場合、その人がインテリアを管理できなくなったら、たちまちガラクタの塊になるのではないかと思うのですが。
まあこんなことは余計なお世話かもしれません。
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モノにあふれた部屋を見て強く感じたことは、どの部屋もとても楽しそうだということです。
部屋の主の、嬉しそうな気持ちがページから伝わってくる気がします。
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