「筋肉はいくつになっても鍛えることができる」と聞いたことがありますが、半信半疑でした。
でも、実際に「筋肉が強くなったんだな」と思った経験をしました。
飲み込めない
50過ぎくらいのころだったと思いますが、突然、食べているものが喉に詰まったことがあります。
飲み込むことも、吐き出すこともできずに苦しみました。
大事には至らなかったのですが、忘れたころにまた同じことが起こりました。
数か月おきに何度か繰り返したので、これは何とかせねばと思い、本を買って弱った喉周りを鍛えることにしました。
その本に載っていたのがシャキア・トレーニングという運動です。
1.仰向けに寝て、頭だけを起こして足のつま先を見ます。
2.その姿勢で10秒かぞえ、静かに頭を戻します(その本では30秒から1分とありました)。
そのとき私は、これがたったの一度もできなかったのです。
何秒どころか、頭を1ミリも持ち上げることすらできない。
いくら力を入れても無理でした。
代わりの運動を
その代わりの運動をすることにしました。
額に手のひらを当てて、押し合いする。
同じく手の親指を顎に当てて、押し合いする。
それぞれ5秒キープを5回ほど、毎日お風呂につかりながらやっていました。
どのくらい続けたかわかりませんが、これを始めてから物を喉に詰めることはなくなりました。
その時の記事はこちら→飲み込みの不調をこうして治した
シャキアができるようになった
そして先日、舌の位置が下がる低位舌のことを書きました。
低位舌を防ぐ体操の一つがシャキアだったので、久しぶりにチャレンジしてみました。
すると一度だけですが、できたのです。
ちゃんと頭を持ち上げ10秒キープすることができました。
お風呂の中でやっていた押し合いっこで、喉周りの筋肉を鍛えることができていたようです。
押し合いっこは最近はやらなくなっていたので、今はシャキアをするようになりました。
10秒を3回(1回やった後は長めに休憩していますが)繰り返せるようになっています。
日中、家に一人でいる私は人と話すことがありません(引きこもりなので)。
カラオケの趣味もないので、放っておくと喉周りは弱る一方だという危機感があります。
動かせば筋肉はちゃんと反応してくれるのだということがわかったので、真面目に続けようと思います。
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