子どもが生まれたとき、いろんな夢を持ちますね。
私も二人の子どもを産んだとき、この子の成長に合わせて何かを続けていきたいと思ったことがあります。
実際には全然できませんでしたが。
ウィーン金貨
二十数年前、マネー雑誌の懸賞で小さな金貨が当たりました。
ちょうど息子を妊娠中のことで、妊娠していると懸賞などに当たる確率が高くなると聞き半信半疑で応募したところ、本当に当たったのです。
当たったのはウィーン金貨1/10オンス。
一円玉と比べても小さいのがわかりますね。
金貨の買取サイトで見てみたら、今のこの金貨の買取価格は19,247円でした。
当たった当時の金の価格は今の1/4くらいだったようです。
ずいぶんと金の価格は上昇したのですね。
当たったとき、妊娠中のこの子のために、これから頑張ってコツコツ金貨を買いためていこうと思いました。
ところが、持っている金貨はこれ一枚。
あのとき行動に移していたら、今頃けっこうな金額になっていたかもしれないのに。
ちょっと残念。
でも、経済的に苦しかった時期もありますから、買い集めても残っていなかったかもしれません。
真珠の粒
女の子が生まれた人が、毎年その子のお誕生日に真珠を一粒づつ買い集め、成人したときにネックレスにして贈ったという話を聞いたことがあります。
それを聞いたとき私も娘を生んだ後だったので、素敵な話だな、私も真似しようと思ったのです。
ところが、いざ生んでしまうと忙しくてすっかり忘れてしまいました。
その話を思い出しときは、もう小学校に上がっていたんじゃないでしょうか。
結局一粒の真珠を買うこともなく終わりました。
それでも真珠のネックレスはいるだろうと、娘が社会人になったときに喪服と真珠のネックレスを買いました。
本人はさして喜ぶこともなく、実家に置きっぱなしです。
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昔は娘が生まれると桐の木を植えて、結婚するときにその木で箪笥を作ったなんて言います。
我が家は結婚当時は団地住まいで木は植えられなかったので、何か代わりになるものを続けていきたいと思いました。
が、代わりを見つけられないまま、あれよあれよと日は過ぎ、子ども二人は社会人に。
何もしなくても子どもは育ちましたが。
まあいいか。
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