老後にこんな付き合いもいいかも「メロウ倶楽部」

ほとんど人付き合いのない私。

友人達とも年賀状のみになってしまっています。

今は夫がいるから一緒に出掛けたり会話する相手に困ることはないけれど、先立たれたらどうしよう。

かと言って、今さら友達つくりに励もうと言う気にもなれず。

メロウ倶楽部

そんなとき、「メロウ倶楽部」のことを読みました。

ネット上のシニア向け交流サイトで、1991年に設立されています。

会員は300人ほど、約45％が75歳以上の後期高齢者（2019年時点）。

アクティブなメンバーの多くは80代だそうです。

入会金と年会費が必要ですが、北海道から九州まで、海外にも会員がいるそうです。

オンライン上の活動が主ですが、オフライン活動もあるとのこと。

会員には、寝たきりの人や老人ホームに入っている人もいるとか。

夜眠れないときや、体がしんどいときに書き込むと、誰かが反応してくれるので心強い。

また、介護している人が本音をぶつけて、「介護しているお姑さんが嫌い。嫌いな人の世話をするのが辛い」と毎日書き込んでくる人もいるとか。

シニア向けなので、会員が亡くなることもある一方、病気になって旅立つ、病気になった会員への励ましの言葉で本人が落ち着くようなこともあるそうです。

若宮正子さん

私が「メロウ倶楽部」のことを知ったのは、若宮正子さんの「独学のススメ」（中公新書クラレ）に載っていたからです。

現在86歳の若宮さんは、81歳でプログラミングを始めてアプリを作り、アメリカのアップルによる世界開発者会議「WWDC2017」に特別招待された方で、「メロウ倶楽部」の副会長を務めています。

若宮さん自身はすごすぎて真似たいとは思えませんが、メロウ倶楽部には少し興味を持ちました。

付き合いも変わる

実際に顔を合わせて付き合えれば一番いいのでしょうが、年取ると体の調子が悪くなって出かけられないこともあります。

長い付き合いでも楽しいことばかりではないようです。

高校時代から仲良くしている友人同士もアラカンになり、それぞれ経済的格差が生まれ、子どもや孫を取り巻く状況もさまざまで、モヤモヤを感じるようになったとネット上のお悩み相談で読みました。

人の環境や考えも変わるので、付き合いがしんどくなることもあります。

ネット上のお付き合いのほうが気楽でいいかもしれません。

ケチな私は会費がいるのはちょっと考えてしまいますが、会費が一種のフィルターの役目を果たしてくれるのかも（実際にどうかは知りませんが）。

独学のススメ

posted with ヨメレバ

若宮 正子 中央公論新社 2019年05月09日頃

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