バービー人形を販売しているアメリカの玩具メーカーのマテル社は、3月8日の国際女性デーに世界のさまざまな分野で活躍する女性の人形を発表しています。
今年のテーマは「起業家」。
アメリカで女性起業家の育成を手掛ける堀江愛利さんが選ばれました。
「自分のアイデアを持ち、冒険心を持ち、自分のしたいことを続けられる女の子、女性が増えることが起業家の数、未来を作っていく女性たちの数を増やしていけるんじゃないか」と語っています。
堀江さんはこんな人
堀江さんは18歳で単身渡米。
大学卒業後、米IBMに就職し、マーケティング担当として活躍。
その後、シリコンバレーのスタートアップ(ベンチャー企業)を何社か渡り歩きます。
出産、育児を経験しながら教育に関連する起業をしたところ、女性起業家が直面する問題に気が付きます。
その経験を振り返りつつ、業界の専門家などのサポートを活用して女性起業家の成功を支援するプログラムを作り出していきました。
日本から選ばれたのは
これまでに日本から選ばれたのは、バービー60周年だった2019年にテニスの大坂なおみ選手、ユニセフの親善大使だった黒柳徹子さん。
2020年にはプロサーファーの松田詩野さんが選ばれました。
そして今年の堀江さんで4人目となります。
バービーのメッセージ
バービーブランドが掲げるメッセージは「何にだってなれる」“You Can Be Anything”。
マテル社は、一生涯かけて世界に貢献した女性を集めた「インスパイリング・ウーマン」というコレクションを発表したり、消防士、パイロット、獣医などさまざまな職業の制服をバービー人形に着せて、一人ひとりが持つ可能性を一緒に支えるという考え方を表しています。
また、ダイバーシティ(多様性)やインクルージョン(包括性)といった「すべての人々が平等に配慮されるべき」という考えを反映するように「車いす」や「義足」などの身体障がいとともに生きるバービーも発表しています。
バービー人形が登場したのは1959年。
年代だけ聞いてもピンときませんが、この年は当時皇太子だった今の上皇と正田美智子さんが結婚した年です。
バービー人形ってずいぶんと昔からあるのですね。
そして、時代とともに変化していこう、女の子たちを応援しようという気持ちが感じられます。
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