外見を変えるのは何かと大変ですが、「雰囲気が魅力的」、これならまだ可能性があるのでは?
でも、雰囲気を魅力的にするってどうすればいいんでしょう?
理学療法士の大橋しん氏は、「その人が持つ雰囲気は、その人が空間をどう認識しているかに大きく左右される」と言います。
空間認識が狭い・広い
悩み事や心配事があると、視野が狭くなり、空間を広く認識できなくなる。
すると、やたらと人の視線が気になったり、居心地が悪くなって、さらに空間認識が狭くなるという悪循環が起こります。
このとき、この人の雰囲気は「余裕がない」「せかせかしている」「自信なさそうな感じ」になってしまいます。
雰囲気をよくしたいなら、この逆をすればいいということになります。
空間認識を広くするのです。
コツは、目が向いている前方だけでなく、後ろや左右、上下、斜めまで、あらゆる方向に広く認識すること。
しつないにいるならその部屋全体を広く、屋外なら大空を広く、隣町まで空間を認識していきます。
すると、自然と心に余裕が出てきて、心身の緊張も撮れ、「いい感じ」の余裕ある雰囲気をまとうことができるようになるそうです。
スポーツ選手やアーティスト
そんなことできるの?と思いましたが、実際にやっている人はいるそうです。
サッカーやラグビー選手でも司令塔としての役割を持つ一流選手は、「鷹の目を持つ」などと言われ、常に意識が状況を俯瞰しているそう。
また、何万人という人数が入るスタジアムでコンサートをするようなアーティストの人も、お客さん全体や他のアーティストの位置や状況を捉えているとか。
一流のスポーツ選手やアーティストの人達は「オーラが違う」なんて言われることがありますが、そんなところにも理由があるのかもしれませんね。
レベルが違う
空間認識がもっと広がると、レベルが違う話になってきます。
ネイティブアメリカンの達人クラスの人は、常に100mほど上空に意識があると言われています。
そのくらいになると、3km離れたところにいるオオカミの群れが、自分の存在に気付いたということを察知できるそうです。
ちなみに聖人と言われる人、例えば仏陀とかキリストなどは、その俯瞰の位置が常に上空1kmから2kmとも言われているとか。
そこまでいかなくても、意識を俯瞰させると脳幹が活性化し、直感が鋭くなって潜在意識が覚醒しやすい状態になるそうですよ。
まずは「魅力的な雰囲気」を目指しましょうか。
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