坂井より子さんのお顔は知っていましたが、何をしている人なのかは詳しく知りませんでした。
40代後半から15年ほど自宅で料理教室を主宰していて、家庭料理や暮らしの知恵についての本を出版されています。
今は3世代9人で暮らし、毎日9人分の食事を作っているそうです。
若いころ
坂井より子さんは76歳。
結婚して神奈川県葉山町に住むようになりますが、最初は葉山が嫌だったそうです。
すごく田舎でスーパーマーケットもなく不便だったので。
定年退職した夫が、「一人暮らしをしたことがないから一度してみたい」ということで新潟と葉山でそれぞれ暮らし、この時に一人暮らしを経験します。
子どもが戻ってくる
結婚して子どももいた長女が家族4人で帰ってきたのが13年前。
結婚した息子まで戻ってきて一緒に住みたいということで、暮らすようになったのが5年前。
娘も息子もフルタイムで働いていることから、「当てにされているな」とは感じていたそうですが、3世代9人分の食事の用意をすることになります。
料理の先生をしていたくらいですから料理はお手の物でしょうが、もう70代。
すごいですね。
でも料理は、「嫌々作れば、嫌々の味。おいしいものを作ろうと思えばおいしい味になる」と言います。
掃除も嫌々するとどこかスッキリしないということが分かったとき、どうせやるなら喜ばれたり、自分も喜んだ方がいいので、気持ちをリセットするようにしたそうです。
自分がラクに生きられるコツを掴んでいるようです。
「そうじゃないと毎日9人分も料理を作れません」。
流れに逆らわないで受け入れるのも大切。
台風みたいな流れが来ても乗るしかないって感じかな、と。
暮らしの工夫
坂井さんの生活の工夫がESSEonlineに載っていました。
1.使い終わった牛乳パックには揚げ物を載せる
2.空き瓶、お菓子の空き箱で台所を整理する
3.プラスチックの容器は漏斗や仕切りに使う
4.自家製のめんつゆを作ったあとの花かつおの出し殻はふりかけに
5.半端に残った野菜やきのこは、干してみそ汁の具や漬物に。
6.ご飯が残ったらおにぎりにして冷凍。食べるときは魚焼きグリルで焼く
毎日9人分の料理を作りながら、エコで丁寧な暮らしをする坂井さん。
感心する気持ちしかありません。
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