石黒智子「60歳からのほどよい暮らし」感想

石黒智子さんの「60歳からのほどよい暮らし」を読みました。

石黒さんは、キッチン道具や生活雑貨などの「優れた商品を見つける名人」と言われている方だそうです。

本もたくさん出していて、商品開発・商品評価の仕事もされているとか。

この本は、石黒さんの日々の過ごしかたについてのエッセイです。写真も多く載せられています。

まずは軽さ

60代になって変わったのが、何を買うにも軽さが大事になったこと。

包丁も、以前のものより小さく軽いものへ。

すりこぎ棒も小さなものへ。

バスタオルはオーガニックコットンのワッフル織りに。

浴用タオルは豆絞りの手拭いに、ハンドタオルはペーパータオルにしたそうです。

亀の子スポンジ

石黒さんは「亀の子スポンジ」の考案者。

乾きやすく長持ちするキッチンスポンジが欲しかったそうです。

パッケージデザインを有名デザイナーに依頼し、海外でも販売するために表記は日本語と英語で。

目標の一つが、ニューヨーク近代美術館のミュージアムショップで販売することだったそうです。

そして、ある日、製造元の亀の子束子西尾商店から、「ニューヨーク近代美術館から注文が来た」というメールが届いたそうです。

このお仕事は石黒さんが60代になってから。

キッチンスポンジへの若いときのお金と時間の無駄使いが商品開発につながったとのことです。

映画

暮らしの事ばかりでなく、映画のことも。

2014年の「パディントン」。

サリー・ホーキンス演じるメアリー・ブラウンは冒険物語の挿絵画家。

「寝室にある仕事机とキッチンが素敵」だそう。

自宅のキッチンのごちゃごちゃが悩みならば「パディントン」を何度も見ればきっと解決すると言っています。シンプルさがベターではないそう。

近隣とのささいなトラブルを感じると、「こんなとき、メアリーならどうする?」と考えるそうで、見たくなりました、「パディントン」。

高齢者の最良の友、話し相手は本と映画だそうです。その次は自分。

運動はピンポンで

雨や強風の日や庭仕事もできないとき、運動不足解消にするのは、ダンナさんとのピンポン。

寝る前の30分のラリーで手足がポカポカし、ぐっすり眠れるとか。

雪の日は体を温めるため1日2回するそうです。

ダイニングテーブルでできるので便利ですが、夫婦ケンカしてしまうとできません。

石黒夫妻は仲良しなのでしょうね。

読んでいただきありがとうございました。
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