他人を間借りさせる怖さ

発言小町で考えさせられるトピを読みました。

夫に先立たれ、一戸建てに一人暮らしの70代女性がトピ主。

一人娘は別の場所で暮らしています。

40年来の友人が、自分の子ども家庭の手伝いのためトピ主の住む地域に引っ越すことになり、間借りを頼まれたと。

友人とどんな取り決めをしておけばいいでしょうかというトピです。

友人に間貸しする際の取り決め

やめたほうがいい

これに対するレスは「やめておいたほうがいい」のオンパレード。

仲良くてもそのうちアラが見えてきてケンカになる、娘が帰省し難くなる、家を汚されたり傷つけられるかも、友人家族が入り込んできてくつろげなくなる、などなど。

70代という年齢から、友人が倒れたら?トピ主が倒れたら?

居座られたら追い出すことは至難の業。

どうしてもというなら不動産会社に手数料を払い、きちんとした賃貸契約を交わすべき。

家賃以外に保証金を預かり、さらに保証人をたててもらい、不動産契約を結び、契約は半年ごとに更新することを勧める人も。

トピ主の結論

トピ主さんが説明していなかったことがいくつかあり、海外在中であること、友人とトピ主は同じ程度の経済状況であること、友人は間借り後、子ども家庭と一緒に暮らす家を建てる予定であること、もちろん娘には伝えていること。

レスを読んで悩んだ末、弁護士に相談して契約書を作成することにしたそうです。

乗っ取り

多くの人が心配していたのが、「家を乗っ取られる」ということでした。

そして複数の実例も寄せられていました。

・祖父母が友人に、きちんと契約せずに間貸し。

友人の死後、自分の家だと思っていた友人の子ども達が祖父母の退去を要求。裁判となり、解決まで20年ほどかかった。

・母親が仲のよかった叔母と同居。

2年の約束だったが叔母は出て行かず、取り決めなど何の役にも立たず。母親はストレスで体を壊し入院することになったため、叔母の息子に引き取ってもらったけれど、簡単ではなかった。

・AとBの曾祖父が友人同士で、好意でBを無料で住まわせていた。

A曾祖父が亡くなると、B曾祖父の子どもたちが引っ越ししてきて、B一族が代々住むようになった。税金などはA子孫が払っていて、土地を返すように求めて警察にも相談に行っているけれど、B一族を強制的に追い出すことは難しい。

・父親が亡くなった後、親戚が家を占有して返してくれなかった。結局、裁判になり、弁護士費用もかなりかかって精神的にも大変な思いをした。

・高齢女性が入院することになり、家に入り浸っていた人物に留守を頼んだら居座られた。女性は施設に入ることになったけれど、その人物は出ていかない。女性の息子が何度警察に行っても無理で、今は放置状態。税金や電気代等は女性の口座から引き落としされている。

など。

私にはこちらの実例のほうが怖かったです。あるんですね、こういうこと。

何人もの人が言っていた「軒先を貸して母屋を取られる」、そのものです。

読んでいただきありがとうございました。
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