年をとっても新しい仕事を始める人がいます。
こういう人たちのことを読んでいると、60歳70歳なんてこれからだと思わされます。
料理家
まずは70歳になって料理の仕事を始めた男性。
小林まさるさん(89歳)は鉄鋼会社を定年退職後、料理研究家のアシスタントになります。
実は長男の嫁が料理研究家の小林まさみさんで、当時初めて本を出すことになったそうです。
料理研究家として独立したばかりのまさみさんは、まだアシスタントもいないため大忙し。
見るに見かねたまさるさんが「洗いものでも手伝おうか」と声をかけたことをきっかけに、そのままアシスタントをすることになります。
定年前に妻を亡くしていたまさるさんは、それまでも料理や家事はやっていたそうです。
嫁が料理研究家で、舅がアシスタントのコンビはテレビや雑誌で人気者に。
まさるさんは、年だからとか、嫁と一緒で恥ずかしいとか一切考えなかったそうです。
アシスタントを何年かやって「料理の本を出さないか」と言われたとき、紺ンチャンスは二度とないと思って、すぐにやると答えたそう。このとき78歳。
88歳になったときにはYouTubeにも挑戦し、酒のつまみや料理のほか、趣味の釣りも披露。
自宅の料理教室やテレビの料理番組ではまさみさんのアシスタントをし、家族が忙しければ食事を作り、トイレや風呂掃除もするそうです。
小説家や漫画家
60歳を過ぎて小説家や漫画家としてデビューする人もいます。
若竹千佐子さんが2018年に「おらおらでひとりいぐも」で芥川賞を受賞したのは63歳のとき。
55歳で夫を亡くして小説講座に通って8年、子どものときからの夢「小説家になる」を実現しました。
また、2020年に漫画の新人賞を受賞して単行本を出版したハン角斉(かくさい)さんは当時64歳でした。
アパレル店員
小畑茲子さんがミナペルホネンの求人広告を見て履歴書を送ったのは79歳。
それまでカルチャースクールの洋裁教室の講師をしたことがあるくらいで、基本ずっと専業主婦だったそう。
求人広告には「年齢制限は100歳まで」とあったそうですが、経験もなく79歳で応募する勇気がすごい。
なんと85歳の現在もアパレル店員として店に立っているそうです。
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ここに挙げた人たちのように、いくつになっても自分のやりたいことをしようとするなら、人生100年時代でも決して長すぎることはありませんね。
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