夫が定年後、一緒に暮らすのが苦痛だと感じる妻は少なくないようです。
ESSE onlineに寄せられた読者の声によると理由はさまざま。
・夫婦間の考え方がズレてきて苦痛。
・長年モラハラに悩んできた。
・食事の準備をするのも、毎日小言を言われるのも、限界。
外に出る
「女性の品格」の著者である坂東眞理子さんによると、世の中の夫婦のうち、だいたい3分の1は仲が良く、3分の1はつかず離れずの関係、残りの3分の1は仲が悪いと言われているとか。
仲が良い夫婦は少数派なのですね。
定年後の夫対策として坂東さんが勧めているのが、
「夫が定年退職する前から「外に出る」準備をしておくこと」
だそうです。
自分の居場所を家庭だけでなく外(仕事)にも作っておくということ。
少しでも妻が収入を得る安心もあるし、四六時中顔を合わずにすむので衝突の機会も減ります。
夫の愚痴や批判は聞き流し、言いたいことを上手に伝えるのが夫婦の平和を保つ道、だそうです。
訓練が必要
フェミニストカウンセラーの加藤伊都子さんによると、女性たちの多くは「気を使いなさい」と言われ、先回りして行動するように教育されてきました(朝日新聞の記事より)。
自分の気持ちを封印せず、言語化して相手に伝えるには一定の訓練が必要だとも言います。
「こうしたいんだけど、いい?」と夫に承認を求めがちな女性は、承認を待たずに行動したり、「こう決めた」と通告するような行動を繰り返して、習慣化するように伝えているそうです。
そして、夫の不機嫌に振り回されないことも大事だとか。
「夫の不機嫌は夫の問題」と放っておくこと。妻は夫の感情のゴミ箱ではないので。
加藤さんはよく、「自分専用のテレビを買いなさい」と助言するそうです。
寝室や食事を別にするなど距離をとってみる。
それでも耐えられないなら別れることも一つの手段とのことです。
工夫しないと
ウチの夫は定年していますが、今も週5で働いているので表面上は以前と変わりません。
ときどき仕事をやめたいと言っているので、そうなったときが本当の正念場になります。
今はそれほど仲が悪くはありませんが、顔を突き合わせる生活になると些細なことで衝突しそう。
別々に時間を過ごすようにするなど工夫が必要だろうなと思っています。
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