夫が通うデイに、Tさんという看護師さんがいます。
夫と世間話をしていたとき、Tさんがこんな話をしたそうです。
病院勤めをしていたころ亡くなる人を何人も見てきたけど、そのとき気付いたことがあると。
それは「人は病気で死ぬんじゃない。寿命で亡くなる」ということなんだそう。
夫が救急車で運ばれたとき危なかったと話すと、
「まだ寿命じゃなかったってことやね。助かったってことは、まだこの世でやらなくてはいけないことがあるんだと思うよ」
生き残ったからにはやらなくてはいけないことがあるのでは、とうっすら夫が考えていたことと同じことを言われたそうです。
でも、それが何なのかわからないと言うと、
「○○さん(夫)は深刻に考えすぎやわ。リハビリ漬けにならんように、楽しいこともやらんと」
と言われたそうです。
夫はTさんのことを「スピリチュアルT」と呼んで、デイで会話することを楽しんでいるようです。
私はこっち方面(どっち方面?)の知識も経験もなくて、自分なりの考えも定まっていないので、ただ「ふ~ん」と聞いているだけです。
「病気で死ぬのではなく寿命で死ぬ」のであれば、あらかじめ寿命は決まっているということなのかな?
もしそうなら、健康のためにあれこれ努力することがバカバカしくなりそうな?
必死に助けようとしても助けられない人がいることを知っている医療関係者だからこその考えかもしれません。
わたしも施設で、自らの意思表示も不可能な生を、全てを人の手に委ね、ベッド上で週末迄の日々を過ごしている母が、発熱呼吸困難状態で、危篤を繰り返し、入退院をしながら、日々をながられ得てるのを、側で見る度に、母は意識の彼方におりながらもきっともう逝きたいと思ってる筈だと思いますが〰。与えられた母の寿命が全うされて無いのだと思います。母本人にとって、無限大♾️の苦痛で有ってもです。辛く残酷な事ですがー。
マリダーさん
お母様、しんどい状態が続いているのですね。
それを見守るご家族の心労も大変なものとお察しします。
「寿命」って何なのでしょうね。
お母様の苦しみが少しでも和らぎますように、見守るマリダーさんの辛さが少しでも軽くなりますようにと祈っています。
どうぞお体に気を付けてお過ごしください。