興味深い人生相談を新聞で読みました。
相談者は40代女性。
30歳で結婚してすぐ、夫が難病で車椅子生活になった相談者。
大黒柱として働き(夫は負担の少ない時給の仕事)、中古マンションも購入しましたが、早くローンを終えたい夫は余剰資金は返済にまわしてしまいます。
少しの外出でも入念な準備が必要で、夫への介助も介護へと変わりつつあるとのこと。
時々、どうして自分だけがこんな生活なのかという思いで頭の中がいっぱいになる相談者は、どうすれば日々を前向きに送れるだろうかと聞いています。
回答者は美輪明宏さんですが、相談者を称賛した上で(「愛が何たるかを知っている人」)、同様の苦しみを共有できるコミュニティーを探すことを提案しています。
相談者は、「稼いだお金で楽しく過ごし、素敵な家具を買いたい。感謝されたい。計画なくフラッと外出し、寝たいだけ寝て、普通に外食がしたい」と望みを列挙しています。
相談者は、人の手を借りるなどしてやりたいことを一つづつ実現していったら、もう少し前向きになれるかも。
と同時に、私自身はどうなんだろうとも思いました。
やりたいこと、あります。やれてないけど。
年齢も境遇も違っていますが、自分を振り返る機会にもなり、いろいろ考えさせられる相談でした。
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