連日、コロナウイルスに関するニュースが報道されています。
国内も海外の状況も刻一刻と変化し、いったいいつになったら安心できるんだろう?元の生活にいつ戻れるんだろう?と不安が募ります。
こういう時は買い物にも気を付けなくてはいけません。
楽しい気分になることで安心感を得ようと買い物することが多くなるためです。
恐怖管理理論
人は、死に対して恐怖を感じており、意識化に抑圧しています。
ニュース番組などで死の恐怖を感じるような報道に接すると、その無力感を打ち消そうとする強い衝動が生まれます。
安心感を与えてくれるものや、自分が強くなったと感じさせてくれるものにすがりつこうとするのです。
コロナウイルスが蔓延するようになってから、アメリカでは銃の売れ行きがよくなっているそうです。
銃だけでなく、安心感や希望や楽しい気分を与えてくれるものなら何でも買いたくなる衝動が生まれます。
「死」と「買い物」に関する実験
スーパーで買い物をする人に対して自分の死について考えてもらったところ、予定していたより買い物リストが長くなったり、甘いものや好物をよけいに買いたくなったり、チョコやクッキーをいつもよりたくさん食べたくなったりした、という実験があります。
また、人が死亡したニュースをテレビで見た視聴者は、高級車やロレックスの時計など、贅沢品の広告に購買意欲をそそられるという結果を示した実験もあります。
不安が買わせる
テレビでは、海外でスーパーの棚が空っぽになっている光景が映し出されています。
外出禁止令が出されるために買いだめしている面もあるでしょうが、もしかしたら安心感を得るために必要以上に買っているのかもしれません。
外出を控えることでストレスがたまり、ネットで特に必要ではないものを買ったりしているのも、根っこには不安感があるのではないでしょうか。
ニュースを見すぎない
コロナウイルスのニュースが気分を塞ぐことになっていると思うのなら、また最近ちょっと買いすぎているという自覚があるなら、ニュースを見る時間を減らしてみてはどうでしょうか。
テレビはどうしても煽るような言葉を使うことが多いので、不安を掻き立てられると思います。
できるだけ冷静さを失わずに暮らしたいですね。
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