心理学博士が勧めるモーニングルーティン

朝の時間がいつもあわただしく、流れ作業的な動きになってしまっているなら、もっと健康的な習慣を取り入れてみるといいそうです。

いわゆる、モーニングルーティンですね。

アメリカの心象心理学者サミア・エストラーダ心理学博士は、「朝のルーティンを決めることは、私たちの健康や気分に素晴らしい効果をもたらす」と言っています。

9つのモーニングルーティン

エストラーダ博士がすすめるルーティンは9つ。

1.いつもより少し早起きする

1時間早く起きるだけでうつ病のリスクが23%も減少するそうです。

時間の余裕があることで実際に何かをするというより、その余裕を味わうことが大切だそう。

2.起床後なるべく早くカーテンを開ける

起きてから20分以内にはカーテンを開けると、目覚めがよくなるだけでなく、夜の睡眠を室を高めることにもつながります。

3.起きてすぐスマホを確認しない

仕事のメールやSNS、ニュースなどの過剰な情報は、起きたばかりの脳を圧倒し、ストレスホルモンを急上昇させ、一日を通してストレスを感じやすくしてしまいます。

4.コップ1杯の水を飲む

睡眠中に水分を取らなかった体は、起床後は軽い脱水状態になっています。

軽い脱水状態でも認知力や集中力が大幅に低下することが明らかになっています。

冷たい水を飲むことに抵抗があるなら、温かいハーブティーでもOK。

5.ベッドメイキングする

ある調査によると、朝にベッドメイキングをする成人の4分の3は、1日の終わりにも達成感を感じているとか。

エストラーダ博士は、「生産的なことをすると、脳の報酬中枢が活性化されます。脳は報酬を感じるのが好きなので、より多くのタスクをこなして何度も報酬を得ようとします」と言っています。

6.外に出る

外に出ると太陽光からエネルギーを得られるだけでなく、自然の空間に身を置くことで気分の向上や、ストレスの軽減、注意力の向上、共感力や協調性の向上にもつながります。

7.たんぱく質が豊富な朝食を摂る

起床後2時間にないにたんぱく質を含む朝食を摂ることで、安定した血糖値をサポートし、午前中に糖分の多いスナックに手を出す可能性も低くなります。

朝食をきちんと食べる人は、食べない人に比べてうつ病の発症率が低く、記憶力も良いことがわかっています。

8.体を動かす

朝に30分だけ中程度のウォーキングをすると、1日を通して認知能力が向上します。

また、朝食前に行う運動は1日の脂肪燃焼を促し、夜もよく眠れる可能性があります。

9.シャワーの温度を下げる

温水と冷水のシャワーを日常的に浴びていない成人は、浴びていない成人に比べて病欠が29%少なかったそうです。

冷たいシャワーが免疫系を強化する可能性があると考えられています(ただし、冷たい水は心臓に余計な負担がかかることがあるので心臓に異常がある人は避けてください)。

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一度に全部取り入れることはできませんが、できそうなことは習慣にしたいもの。

こんな風にスタートを切ったら、生産的な1日が送れそうです。

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