寝るとき何を着ていますか。
私は「パジャマ」として売られているものを着て寝ています。
毎日着てしょっちゅう洗濯するものだけに、傷むのも早いです。特に夏物。
かなり傷んだ状態になるまで着続けていますが、これって危険でしょうか?
エッセイストの体験
「50代ではじめる快適老後術」(岸本葉子 だいわ文庫)という本を読みました。
著者の岸本さんはエッセイスト。50代半ばの独身で一人暮らしをされています。
岸本さんはある正月、感染性胃腸炎にかかり、病院で「ふらつきが辛い。一人暮らしなのでふらつきをどうにかしてほしい」と訴えましたが、医師は「ふらつきにつける薬はありません」。
家に帰っても、飲んでも吐くばかりで、めまいもひどくなり立ち上がることすらできなくなりました。
タクシーを呼んで救急病院に行こうとしたところ、ふと自分のパジャマが目に入ります。
伸縮性があり暖かく、静電気の起こりにくいシルクニットの愛用のパジャマ。
着心地がいいので愛用しているうちに色は黒ずみ、よれよれに。
首元がきゅうくつだったのでハサミで切れ目を入れたところがほつれ、糸が垂れています。
いくなんでもこれではタクシーに乗れないと、吐き気をこらえて着替えたそうです。
この体験から、本当に具合が悪くなった時に着替えるのがいかに大変か。
いつ具合いが悪くなるかはわからないから、ある程度、人に見られてもいいようなパジャマを日ごろから着ておくほうがいい。
という結論に達したのだそうです。
買い替えのタイミング
これを読んだとき、考えさせられました。
普段は人目に触れないパジャマ、買い替えのタイミングが難しいですね。
ある日を境にいっきによれよれになるのではなく、徐々に古びていくので気が付きにくいです。
いつもきれいなパジャマを身に着けるには、買ってから何カ月とか何シーズンなど、期限を設け替えると決めたほうがいいのかもしれません。
同じく難しいのは
パジャマだけでなく、下着の替え時も難しいですね。
下着は「いつ救急車に乗せられても大丈夫なものを身に着けるべき」という基準を聞いたことがあります。
つまりは人に見られても大丈夫なものということです。
どの程度を恥ずかしいと思うか、それもちょっとわからないという……。
「まだ使える」と思う時こそ、買い替えのタイミングかもしれません。
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