良いことは続かないが悪いことも続かないと思いたい

新聞に78歳男性の投稿が載っていました。

孫と遊んだり、大学時代の友人と飲みに行ったり、夫婦で温泉旅行に行ったりと、充実した幸せな日々を送っていたそうです。

振り返るたびに「いい人生だった」と自賛していたとのこと。

ところが自宅で倒れ、今は要介護5になってしまったそうです。

「(幸せな日々が)最期を迎えるまで続いてくれることを疑わなかった」という言葉が悲しいです。

良いこと、幸せなことは続きません。

頭ではわかっていても、いざ幸せが断ち切られるような何かが起こると愕然としてしまいます。

我が家も夫が脳卒中になったときはそうでした。

夫の両親を見送り、子どもも独立し、夫も定年も迎え、これからゆっくり旅行でもと思っていた矢先のことでした。

投稿者さんも書いていましたが、まさに「天国から地獄」でした。

街中で老夫婦を見かけたりすると、無事に年を重ねていける人がいるのにどうしてウチは、なんて思ったりしました。

それでも発症から2年が過ぎ、生活も気持ちもそれなりに落ち着いてきています。

夫の体が元に戻らなければ幸せにはなれないと思い込んでいるところがあって、今でも「もう少し手が動けば」と願っていますが、そればっかり考えていても返って辛くなるだけかなとも感じています。

少し視界を広げてみれば、夫の体もマヒ以外は悪い所はないし(薬は飲んでいるけれど)、子ども二人も元気に暮らしていて、いつのまにか穏やかな暮らしができています。

良いことも続かないけど、悪いことも続かない、きっと。

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