新聞で、こんな読者投稿を読みました。
夫が学生時代に交際していた元彼女から連絡があったそうです。
元カノは肺がんを患って余命宣告を受けているため、夫に心のよりどころになって欲しいとのこと。
今二人は日々電話やラインで連絡を取り合っているそうです。
集中治療室で叫ぶ
投稿主は56歳、夫と元カノの年齢は書かれていませんが60代のようです。
投稿主さんの心は穏やかではないそう。
「病になったことをきっかけに、妻への配慮もなく他人の心に乗り込んできたよう」と感じているようです。
元カノさんは先日、肺の片側の3分の2を摘出する手術を受け、集中治療室で「夫の声が聞きたい」と叫んだそう。
それで携帯の持ち込みが許可されたそうなのです。
重い病気であることは同情の余地がありますが、何でも好きにやっていいということではないはず。
夫は元カノのことを「もう死ぬだけなんだ。彼女に家庭を壊す気はさらさらない」と言っているようですが、そもそも相手が家庭を持っていることさえ気にしていないように見受けられます。
夫の本音はわかりませんが、病気という事情から連絡を取り合うことを断るに断れない立場に追い詰められているとも言えます。
でも、夫からは、元カノの心情の代弁よりも、妻の気持ちを気遣う言葉が欲しかったですね。
それがあるとないとでは、妻の心は全然違ったでしょうに。
他にいなかった?
それにしても、こういう人(元カノ)がいるのだなあと半ば感心してしまいました。
学生時代に付き合ってから40年ほどは経っているでしょうに、余命宣告を受けたときに連絡したくなる人が、そんな昔の人しかいないなんて。
相手の都合も気持ちも考えず、自分の気持ちが最優先という人だからこその行動かもしれません。
と考えるとちょっと可哀そうですが。
よほど40年前の交際期間が楽しかったのでしょうか。
しかし元カレも変わってしまっているはずだし、記憶が美化されているだけかもと考えるのは意地悪過ぎるでしょうか。
誠実に
妻である投稿主さんは、自分にできることは、誠実に、よい人生を歩くことだけと考えているようです。
「いくら自分が不快な思いにさらされても、自分の心は気高くありたい」と書いています。
早く平穏な家庭が戻ってくればいいですね。
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