普段は前向きな夫ですが、先日の面会ではぽつりとこんなことを言っていました。
「健常者の人はいいなあ」
まわりの看護師さんや理学療法士さんを見ていてそう思うそうです。
私にも「自由に動けていいなあ」と言っていました。
普通に動ける状態から突然左半身が動かなくなったので、それはもう辛いと思います。
「健常者」という言葉が出てきたのに驚きつつ、きっと元に戻れるよと励ますと、「それを信じて頑張るけど」と力のない声が返ってきました。
元気のない様子でしたが、足のリハビリは進んでいます。
足の装具なし、杖なし、支えがなくても歩けるようになったそうで、退院後、家の中では何もなくても大丈夫と言われたそうです。
リハビリ病院に入ったときは寝たきりで、栄養も管から摂っていたことを思うとすごい回復ぶりなのですが、本人はどうしても倒れる前と比べてしまうんでしょうね。
私にできることは夫を支えて一緒にがんばっていくことだけです。
先のことを考えると不安だらけですが、そこは2人で考えればいいかと。
夫の頭の中は大丈夫だったようなので、それが幸いです。
頭が普通に働くので、リハビリでは言われたことだけでなく自分で工夫もしつつ頑張っているようですが、あれこれ考えすぎるという反面もあるかもしれません。
退院してから大変だろうなと思うようになりました。
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