鴻上尚志さんの「ほがらか人生相談」に、こんな相談が寄られていました。
相談者の50歳女性は、人の好きなことに対して大否定してくる人が苦手。
例えば、ある女優さんが好きと言うと、「あの舌ったらずなしゃべり方が大嫌い」とか、「カップラーメンなんて体に悪いものをまだ食べているの」などと言ってくるそうです。
なぜ他人の好き嫌いに対して偉そうに物申すのか、その心理背景と、言われてモヤモヤしない考え方のヒントを求めています。
いますねー、こういう人。
昔、ママ友にこの手の人がいて、人が好きだという食べ物を「おいしくないわー。あんなの食べる人の気が知れない」と言って、周りを凍り付かせていました。
さて、鴻上さんは、こういうことを言う理由としていくつか推測しています。
・自分に自信がないから、相手を下にして自分を保とうとする。
・子どものときから親にずっと否定されてきて、「否定することがコミュニケーションだ」と思い込んでいる(否定以外のコミュニケーションのしかたがわからない)。
・ストレスがたまっていて、とにかく相手を否定(攻撃)してストレスを発散したい、など。
そういう人たちへの対処法はとにかく距離を置くことですが、それができないときは、相手が否定してきたことに対して、相手が何を選んでいるのかを聞くのがいいとのこと。
ある女優さんが嫌いなら、「あなたは誰が好きなの?」、カップラーメンの代わりに「どんな健康にいいものを食べているの?」と聞く。
聞いた後の反応は、否定返しでもいいし、いい所を聞いてもいいし、「ふ~ん」でも。
これはいいですね。
今度この手の人と遭遇したら試してみよう。
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