節約や片づけの習慣に邪魔される

何かやってみようと思った時、自分の考え方や習慣に邪魔されることがあります。

もったいないと考えてしまう節約志向や、不要なものを増やしたくないと思う片づけ癖などです。

もったいない

子どもの教育費がかかっていたころ、我慢我慢の節約をしていました。

その癖が抜けないようです。

先日、手持ちの服を紅茶染めしました。

紅茶のティーバッグや下処理に使った牛乳、果ては紅茶を煮出すガス代や洗う時の水道まで、「もったいない」という気持ちが頭をかすめました(ちゃんと最後まで終えましたが)。

家で着る、簡単なワンピースを縫おうと思って生地を買いに行った時もそうです。

「ソーイングビー」という番組を見ていたとき、アフリカ系の出演者がとてもきれいで華やかなプリントの生地を使っていたので、あんな感じのはないだろうかと思って行きました。

ところが買ったのは、柄もモヒトツな感じの千円ちょっとの安い生地。安さに負けてしまいました。

下手くそなんだからこのくらいでちょうどいいのだと思う一方、値段のことばかり考える自分が嫌になったりも。

ものを増やしたくない

「余計なもの」を買いたくないという気持ちも強いのです。

夫の実家の片づけに苦労しているせいで、物が多いと残った家族に迷惑がかかると実感しています。

だからものを増やしたくなくて、あまり使わなさそうなものは買わないように気を付けています。

すると、もうほんとに買えなくなってしまいました。

甘酒を作ろうと思い立って調べたら、炊飯器か魔法瓶で作れるようなので魔法瓶を買おうと思ったのです。

が、甘酒も一回作ればもう作らないかもしれないし、魔法瓶をこれまで使ってこなかったのだから今後も使わないとしたら無駄になる、などと考えてしまうともう買えない。

たかが魔法瓶一つ、そんなに場所をとるわけでもないとわかっているのですが。

そのうち甘酒への興味は薄れてしまいました。

節約も片づけも悪いことではないはずですが、「無駄なお金を使わない・モノを増やさない」という枠にがっちりはまったみたいに自分の思い通りに動けない。

それまでの習慣を変えるのは簡単ではないと聞いたことがありますが、同じことが私にも言えます。

贅沢から節約へ移るのは大変そうだと想像できますが、逆もそうとは(布地や魔法瓶は贅沢とは言えませんが)。

何にせよ「変わる」のは難しい……。

読んでいただきありがとうございました。
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