日曜の夜、「半沢直樹」を楽しんでいたら、こんな場面がありました。
証券取引等監視委員会の黒崎が、セントラル証券の社長室に入り、社長がシュレッダーにかけたゴミを見つけ出すシーンです。
「ほかの書類も混ぜればよかったのにねえ」
と、ゴミ袋を掲げてオネエの黒崎がニタリとするのですが、シュレッダーにかけたものを元通りになどできるのでしょうか。
私は思わず、あの細かい紙屑を一本一本、手作業でパズルのように並べていくところを想像してしまったのですが、違うようです。
パソコンソフトで
ドラマではパソコンを使っていました。
そんなことができるのはドラマの中だけと思ったら、実際にそういうソフトがあるのですね。
どの程度、実際に使われているかはわかりません。
でもシュレッダーにかけさえすればもう安心と思っていた私は驚きました。
細断された文書をスキャナで読み取り、後はパソコン操作で復元してしまえるそうです。
「半沢直樹」でも、パソコン画面で徐々に復元されているさまが映っていました。
シュレッダーもさまざま
しかし簡単に復元できないようにシュレッダー側でも考えているようです(そりゃそうですよね)。
縦に細断するストレートカットだけではなく、縦方向と横方向の両方に細断するクロスカット、クロスカットをさらに細かく細断するマイクロクロスカットまであるようです。
復元はどの程度の細断までできるのかわかりませんが、セントラル証券の社長がマイクロクロスカットで細断していれば、復元されずに済んだかもしれませんね。
実際に手作業でやった人も
ドラマを見ていて、シュレッダーにかけた書類を手作業で復元させようとしているなら、黒崎は鬼だし部下は大変だと思ったのですが、それをやったことがある人もいるとか。
その人は銀行員だったようで、古紙回収業者からごみを持ち帰り、ゴミをつなぎ合わせるのに丸一週間かかったそうです。
そんなこと、本当にやらせるんですね……。怖。
こんな、一般的には知られていないネタが登場すれとおもしろいです。
半沢直樹で扱っているのはIT企業なので、先端技術が垣間見れればいいな。
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クラウド上に隠した書類を消すため、吉沢亮が高速でパソコンキーをたたくところがあるのですが、私なら絶対打ち間違えるなあと思いながら見ていました(プレッシャーに弱いんで)。
こんにちは。
いつも拝読させていただいています。シュレッダー後の文書復元、私も半沢直樹で復元できるのソフトがあるのを初めて知りました。
手動での復元はテレビで”派遣の品格”の大前春子がやっていたのを見ましたが彼女は別格、普通ではありえないと思っていましたが現実にあるのですね~。ビックリです。
wegies-2さん
ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。
シュレッダーかけた書類を復元できるなんて、技術の進歩はすごいですね。
私は「派遣の品格」は見ていなかったのですが、そんなエピソードがあったとは。
シュレッダーかけた後でしまった!と思うことが実際にあるからこそドラマでも取り上げられるのでしょうね。
実際にやった人は、お気の毒というか、なんというか。
手作業での復元、想像しただけでやりたくないです。
コメントをありがとうございました。