節約生活を送ろうとするなら、水道代も無視するわけにはいきません。
でも水は必要なものなので、やみくもに「使わない」方法をとるわけにもいきません。
専門家はどんな節約を勧めているのでしょうか。
節約方法
ファイナンシャルプランナーの二宮清子さんによる、水道代の節約の仕方を見てみましょう(「AllAbout」より)。
・洗面や歯磨きのときは出しっぱなしにしない
・トイレを流す時は大と小を使い分け、家族にもしっかり教える
・庭の水やりは、雨水や米のとぎ汁などを使う
・お風呂のお残りを活用する
・皿を洗うときはタワー洗いで、水量は箸1本の太さを心掛ける。
※タワー洗いとは、洗剤で洗ったお皿を大きいものから順に積み上げ、水を流しながら上の物からすすいでいく方法。上の食器をすすいでいる水で、下の食器も半分くらいはすすげている。
使い量を減らすだけでは
水道代の節約で忘れてならないことがあります。
▼水道代は住む地域によって違いがある
水源が豊富で水質がいい地域は比較的安価で、水質が悪い地域は高度な浄水処理施設にコストがかかるため高くなりがちだそうです。
そして人口が少なくなると、浄水処理施設や水道管の維持などにかかるコストが高くなります。
▼家電や住宅の水回りの設備は、新しいものほど節水型になっている
古い家でリフォームか家電の買い替えをしていない場合と、新築やリフォーム、買い替えをした場合とでは大きな差が生まれるそうです。
家庭での水の使われ方はお風呂40%、トイレ21%、炊事18%、洗濯15%、洗面その他6%だそう。
水をよく使う部分ではリフォームや買い替えを検討したほうが効果は大きいのかもしれません。
二宮さん自身の経験から水道代が高かったときは、お風呂が大きく、追い炊き機能がついていない(温め直すたびにお湯を足していた)、風呂・洗面所・台所の温度調節がない(ちょうどいい温度になるまで出しっぱなし)の家に住んでいたときだそうです。
食器を手洗いするより食洗器を使ったほうが節水になることはよく知られていますが、洗濯も、縦型洗濯機よりドラム型洗濯機の方が3割ほど、水の使用量は減るそうです。
古いものを大事に使うのは素敵なことですが、水道代を節約する視点で見たときにはそうとは言い切れないようです。
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