月13万円の年金でも暮らしていける

現在の厚生年金世帯が受給している平均年金月額は、夫婦合計で21万円。

しかし、経済アナリストの森永卓郎氏は、30年後に13万円まで下がると言います。

いま厚生年金で暮らしている高齢夫婦の月間生活費は月額26万円ですから、半減してしまうことになります。

大都会を捨てる

森永氏は、年金が減るのなら、それに応じて生活コストを下げればいいと言います。

そのポイントは「大都市を捨てる」こと。

大都市は家賃や駐車場代を始め、あらゆる消費財が割高です。

その点、田舎へ行けば、住宅はタダに近い金額で手に入ります。

ただ森永氏は、若い人は別にして、50代の人には田舎暮らしを勧めていないそうです。

理由は、田舎は人間関係が濃くて、そこに溶け込むことが中高年からでは難しいため。

田舎は生業のほかに、道路整備とか消防団とか村祭りの準備とか、お金にならない仕事がたくさんあって、コミュニティーの一員としてまだ受け入れられていない中で、それらの仕事をするのは中高年にはとてもつらいから、ということです。

トカイナカに住む

森永氏のおすすめは、「トカイナカ」。

都心と田舎の中間のことで、東京圏だと都心から50キロ圏、大阪圏だと30キロ圏くらい。

田舎ほどの濃密な人間関係はなく、町の仕事も回覧板を回すとか、ごみ集積場の掃除の当番などわずかだということです。

物価は安く自然が豊かで、医療機関や商業施設もそこそこ充実し、都心に働きに出ることもできます。

13万で暮らせる

森永氏はもう37年もトカイナカに暮らしているのだそうです。

コロナ前までは都心の事務所に泊まり込んでいたそうですが、今は完全にトカイナカに拠点を移しました。

そして、実際に月13万円で暮らせるかどうか、実験してみたそうです。

結果は、「十分暮らせる」という確信を得たそうです。

おしゃれなレストランはなくても、ファミレスや地元のうどん店でも十分においしいし、着るものはイオンのバーゲン品で十分。

工夫と言えば、耕作放棄地を借りて30坪あまりの農地で野菜や果物を育てていること。

冬場を除けば、野菜はほぼ自給できているそうです。

月13万円で家計を回すにはもう一つ条件があって、それは「自分の家を持っている」こと。

将来年金額が下がっても暮らしていける条件は

トカイナカでの「晴耕雨読」の生活をすすめています。

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