美人であることと幸福度は関係がない

外見のいい人を見ると、羨ましいなと思います。

人を外見で判断するルッキズムは問題視されるようになってきてはいますが、子どもでも美しいものには惹かれますね。

左右対称の顔は美しく、かつ病原体に強い、つまり免疫力が高いことを示しているのだそうで、美しい顔に惹かれるのは本能かもしれません。

それにちょっとおもしろくないですが、見た目のいい男女は、そうでない人より生涯年収が多いという調査結果もあるそうですよ。

美人と幸福度

しかし、外見さえよければ幸せに生きられるかというと、そうでもないようです。

米・イリノイ大学の調査で、学生200人(男女ほぼ同数)に「全体的な幸福感」「生活満足度」「ポジティブ感情」を測るテストを受けてもらったあと、顔写真と動画を撮影し、第三者に10段階で評価してもらいました。

その結果、「美人であること」と「全体的な幸福感」とは関係がなかったそうです。

これは男子学生でも同じで、外見が魅力的な人は「生活満足度」は高かったものの、「全体的な幸福感」や「ポジティブ感情」が高くなるわけではなかったのです。

多様性と慣れ

こうなる理由としていくつか考えられます。

1つは、同じ人を見ても、ある人は魅力的と思うが別の人はそう思わないことがある点。

人を素敵だと思うポイントは、かなり多様性があるということです。

もう1つは、「慣れ」です。

美男美女は幼いころから自分の容姿に慣れているので、それが幸福感と結びつかないと研究者は説明しているそうです。

美男美女だから幸福度が高いわけではないのなら、実際の美醜とは関係なく、自分の幸福度は仕事や家庭、友人関係などによって、自分で高めることができると言えるかもしれませんね。

コンプレックス克服

美人だから幸福を感じられるわけではないとわかっても、どうしても自分の外見に自信が持てない、コンプレックスがあって気になって仕方ない場合、克服する考え方があるそうです。

精神科医の能代亨氏によると、

  • 家庭や仕事、趣味など夢中になれることを見つける。忙しければ外見に悩んでいる暇はなくなる。
  • 認知のゆがみを正す。つまり、「誰も他人の顔など見ていない」ことに気付く。
  • 年下の成長を見守る。例えば子育てで「自分が年取った分、子どもが成長した」と実感することは自分の変化を受け入れやすくする。

こうした考え方をすることで、自分の容貌を受け入れられるようになるそうです。

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