舌が下がる低位舌。こんな悪い影響が

舌には正しい位置があるということをご存じでしたか。

舌の正しい位置は、つばを飲み込んだときに、一瞬舌が上あごにくっつく場所です。

子どものころからの癖や、彼に伴う筋力の低下によって、舌が通常より下がることを低位舌(ていいぜつ)と言います。

オーラルフレイルの一つ

少し前、NHK「あさイチ」でオーラルフレイル(口の虚弱)の特集をしていた回で、定位舌(ていいぜつ)のことが出ていました。

定位舌になると口呼吸になりやすかったり活舌が悪くなったり、嚥下障害、頭痛や肩こりなどにまで影響があるとか。

ドライマウスや睡眠時無呼吸症候群などのさまざまな病気につながると言われているそうです。

低位舌を防ぐ体操

・あいうべ体操

口を大きく開け、あーいーうーべ―とゆっくり動かします。

最後のべーでは舌を思い切り口から出します。

30回を目標に。

・シャキア・エクササイズ

仰向けに寝て肩は床につけたまま、頭だけ挙げて足の指を10秒間見ます。

3回で1セット。1日3セットを目標に(首の具合が悪いときは無理しない)。

・パタカラ体操

「パパパパパパ」「タタタタタタ」「カカカカカカ」「ララララララ」と、それぞれ1秒間に6回以上発声する体操です。

矯正歯科医に教わる

私が下に正しい位置があることを初めて知ったのは、娘が通っていた矯正歯科の先生に言われたときです。

もう十数年前のことです。

先生に、「お母さん、舌の位置が下がっていませんか」と言われたのです。

確かに、私の舌先は下の歯の後ろに下がっていました。

舌に正しい位置があるなんて、生まれて初めて聞いたのでびっくりでした。

正しい舌の位置を教えてくれたときに、舌先を歯に当てないようにと注意されました。

舌先が歯に当たっていると、ずっと内側から推しているようになって歯が前に出てくるそうです。

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それから舌を正しい位置にしようとしてきましたが、すぐに忘れるんですよね。

「舌の正しい位置」をテレビや本などで目にすると、ああそうだったと気を付けるのですが、またすぐに忘れてしまいます。

十数年たった今も、気を付けないと舌は下がってしまいます。

やはりここは習慣にしてしまわないとだめだと気が付きましたので、あいうべ体操とシャキアを毎日やっていこうと思います。

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