日々の節約に役立てようと、「攻めの節約」(生方正 WAVE出版)を読みました。
著者は高卒の元海上自衛官。
「節約こそノーリスク、ハイリターンの最強の投資である」と本の帯にあります。
40代で2億円
主婦としてのやりくりに役立つことはあるかなと思って読み始めましたが、この生方氏は気合が違いました。
海上自衛隊に勤務中、各種節約に励みながら、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資などを実施して40代で2億円の資産を作り、46歳でアーリーリタイアした人です。
レベルが違う~。
無駄な買い物はしない
たとえコーヒー一杯の買い物であっても、本当に必要なものかどうかをしっかり考える習慣を持つべきだと著者は言います。
購入、支出することで、どんなメリットを得ることができるか、購入したものがデメリットをもたらさないかなど、無駄な買い物をしないための思考プロセスはなんと12もあります。
買い物するたびにそんなこと考えていられないよ……と思う私は甘いのでしょう。
手斧を転売
私が驚いたのは、生方氏が災害時の備えとして薪を作るための手斧を購入したときのエピソードです。
最初、フリマサイトで探したところ、同じ商品が複数アカウントで別々に出品されているのを発見。
ECサイトではもっと安く売られているのではと探してみると、値段はまちまち。
そこで、一番安いところで送料無料になるように8本購入。
自分で使う1本を除く7本をフリマサイトに出品。
7本とも売れたものの、フリマの販売手数料や配送料がかかり、利益は6000円足らず。
購入手続きからフリマサイトへの出品作業、売れた後の梱包・発送などの手間とそれにかかった時間を考えると大した利益ではないと、普通なら考えるところです。
でも生方氏はたいした利益ではなかったことを認めつつも、「まとめ買いによるポイント、転売による利益を得られただけでなく、何より自分の節約リテラシーを高めることができたのが大きな収穫」だったと前向きなのです。
やはり大きな資産を築くことができる人は、普通なら「できない」「面倒くさい」と考える事でもやり遂げるものなのだとわかりました。
「リスクの低いメルカリで商売の基本を身につけよう」と言っています。
自由な人生のために
小手先の節約術を説いた本ではなく、根本的から考え方を変えようというのが趣旨。
お金を節約して貯め、投資して資産を築くのは「自由な人生」を手に入れるため。
あとは、そうしようと決意し実行するだけです。
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