人生100年時代と呼ばれる長い一生について、みんなはどんな風に感じているのでしょうか。
ライフシフト・ジャパン株式会社が10~70代の男女5000人を対象に、「人生100年時代マインド調査」を行ったそうです。
どんより派が多い
その結果によると、人生100年時代と聞いて、「ワクワクする」「どちらかというとワクワクする」人は38.8%。
「どんよりする」「どちらかというとどんよりする」人は61.2%。
ワクワク派は、「人生を長く楽しめる」「いろいろなことに挑戦できる」「技術の進歩や明るい未来に期待」「退職後の自由な時間が長い」「健康寿命が延びる」「子ども、孫の成長を見届けられる」など、前向きな気持ちが表れています。
どんより派からは、「健康寿命は短い」「年金、老後資金が不安」「長生きしたくない」「社会、環境、紛争…未来に期待できない」「長く働くことが苦痛」「生きがいがない、孤独」などのコメントが。
年代別・男女別
年代別でワクワク派を見ると、40代が一番少なく34.3%。
その後少しづつ増えて、70代では52.4%になっています。
その理由としては、10~30代は経済的不安が大きく、40代50代はそこに健康不安が重なり、60代70代になると経済的不安が減ることで、ワクワク派が増えるのだろうとのこと。
男女別では、男性より女性のワクワク派が少なく、特に40代女性のワクワク派は27.2%と一番少なくなっています。
40代女性のコメントからは、体力の低下、不安定な雇用形態、高齢な親のことなどについての不安が大きく影響していることがわかります。
必要なこと
100年時代に備えて必要なことを聞くと、「計画的な貯蓄」と「健康・体力づくり」が上位にきました。
ただ実際に行っている人は、それぞれ35.6%、26.4%となっています。
頭でわかっていても行動できるかはまた別のようです。
ワクワク度を高めるのは
お金や健康は大切ですが、実際には、「より良い生き方」や「学び」に関する活動を行っている人のほうがワクワク度は高いという結果になっています。
具体的には「ライフデザインを専門家に相談」「移住や二拠点居住など暮らし方の探索」「新しい知識や技術を身につけるためのリスキリング」「現在の仕事に関する学習」などです。
「特に活動・行動していない」という人のワクワク度は22%。
100年時代を前向き・積極的に捉えて行動することが大事のようです。
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