新聞のお悩み相談を読んでいたら、「妻の愚痴がつらい」という相談が載っていました。
相談者の40代男性は、毎日のように妻の職場での愚痴を聞かされているようです。
「妻の愚痴を減らす魔法があれば、ぜひ教えてください」とあります。
相談内容
男性の妻は専門職で働きながら、子どもの話も聞き、朝早くからお弁当を作るなど家事もきちんとこなすとかで、そんな妻に対する感謝の気持ちはあって夫婦仲もいいようです。
唯一の悩みが、延々と続く愚痴。
妻は話し終えた後はすっきりするようですが、聞かされるほうはたまらないと。
そりゃそうですよね。
回答者のおすすめは
回答者は、「妻の愚痴を減らす方法はわかりません」と言っています。
そもそも他人の気持ちをコントロールすることは不可能であるから、と。
回答者が言うには、愚痴が負担になっているのは報酬がないから。
おもしろがって聞けるようになるために、「グラフィックレコーディング」を勧めています。
これは、聞いた話や考えたことを紙やボードに書き出していく方法。
文字や図、イラストを組み合わせて記録を作成していくのは刺激的だし、負担感の軽減につながるのでおススメとあります。
そうかもしれませんが、相談者にそんなことをするエネルギーは残っていないのでは?
聞かされる側の怒り
20代のころ、会社の同僚が愚痴の多い子でした。
仕事内容から恋人に対することまで、毎日のように聞かされていました。
付き合っていた男性についての愚痴を言わなくなったので「最近はうまくいってるの?」となにげなく聞くと、何とも言えない表情をしてひとことも返事してもらえなかったことがありました。
彼氏との関係がよくなって愚痴を言う必要がなくなれば、二人のことは話したくなかったのでしょう。
そのとき、私は愚痴を聞かせるためだけの存在として使われていたのか、ということに思い当たりました。
愚痴を聞かされるのは、同じ話の繰り返しでうんざりするというのもありますが、こちらの貴重な時間を使われたあげく、ごみ箱みたいな扱われ方をする腹立たしさもあると思うのです。
自分の怒りを鎮めてから
お悩み相談に戻ると、できれば妻には自分で日記やなんかに愚痴を書いてもらって、自分で解決してくれたら一番いいのですが、それは望み薄でしょう(日記を勧めるくらいはしてみてもいいかも)。
まずは相談者さんが週に何度か家に帰る前にカフェに寄り、自分の気持ちを紙に書き出せばいいのではないでしょうか。
愚痴を聞かされることへの怒りや精神的な負担を紙に書き出す。
「俺にそんなことしゃべるな!」「知るか!」とか、思い切り。
そして、その場でその紙をびりびりに破って捨てる。
家に持って帰って妻に見られたら修羅場ですもんね。
それを何度か繰り返した後なら、「グラフィックレコーディング」もできるのではないでしょうか。
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