以前に読んだブログで、私と同じように子どもが巣立って夫婦二人になった主婦の人が、なかなか辛い胸の内を吐露していました。
ご夫婦仲があまりよくないらしく、先の予定もやりたいこともなく、老いることの不安だけはあって、まるで虚無の中にいるようだと書かれていて胸を突かれました。
その人と同じ環境にいるわけではないですが、気持ちは理解できるような気がします。
何をするか
寿命が50年程度だった時代は、こんな悩みを抱えることはなかったのでしょう。
子育てが終わったらもう寿命が尽きるころだったのですから。
でも今は100年時代。
子育てはやり終えた感があるのに、人生はまだまだ続きます。
お金のことも健康も留意しないといけないけれど、「何をするか」というのも大きな問題になります。
主婦は家のことをしていれば、なんとなく1日は過ぎていくのが曲者です。
何もしないままに年月が経つということもあり得ます。
家のことをするのが好きで、充実していると本人が感じているならそれでいいのですが、「何もしていない」と感じるなら何かしないと埋められないわけです。
先のブログ主さんは、毎日忙しいと書いていました。
やることがたくさんあって忙しいのと、この暮らしでいいと満足できるのとは違うのですね。
やりたいことをする
自分に照らして考えてみると、やっぱり「やりたいことをする」に尽きるのではないかと思います。
でもこの「やりたいこと」が見つかりにくかったりします。
若いころにやっていたことをもう一回始めたり、子どものときにやりたかったことを習ってみたり。
人が夢中になっていることでも、自分が好きになれるかどうかわからないところが難しい。
やってみないと、向いているか、好きになれるかどうかはわかりません。
順調にはいかない
私は昔からインドア派で、今でも引きこもり生活をしているので、この年から新しいことを始めるなら、外でできることか、運動系、または人と一緒にできる事がいいのではないかと考えていました。
ところが始めたのはプログラミング。
見事に条件すべてから外れています。
ちょっと残念ですが、やっぱり自分は一人でできて、家の中でできて、パソコンに向き合うようなことが好きなんだと改めて思いました。
しかし今のところ、好きで始めたプログラミングも些細なことでつまずいたりして、なかなか順調にはいっていません。
独学なので仕方ないとはいえ、趣味と呼べるところまで続けられるかまったくわからず(弱気)。
でも、もしかしたら失敗に終わるかもしれない試みでも、自分への刺激にはなります。
あのブログ主さんも、何かしら楽しめることを見つけられたらいいのですが。
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