両親の不仲について考えた

高齢の両親が不仲になって、というより母が我慢をしなくなって、私もいろいろ考えさせられています。

どうしてこんなことになったのか。

ここまで母の気持ちがこじれる前に、なんとかできなかったのか。

わからないけれど

親子であっても、母は自分の気持ちをすべて私に話しているわけではありません。

自分の父親に対しての悪口はあまり聞きたくないだろうという、私への配慮があるようです。

ですから正直、原因も状況も父の気持ちも、よくわからないところが多いのです。

わからないなりに、私なりの推測を書いてみようと思います。

怒りが原因ではないか

父は十代のころから自分の両親を養うことになりました。

父の父親がそれまでしていた仕事を止めたからです。

病気など仕事を止めざるを得ない理由があったせいではなく、単に息子に養ってもらって楽しようという考えだったらしいです。

父は両親が死ぬまで養いましたが、自分のやりたいこともさせてくれなかった父親に対する怒りがいまだに胸の奥にくすぶっているようです。

これまでに何度も父親への恨みつらみを母に語って聞かせ、それも母が嫌だったことの一つだったようです(聞かされたって私には関係のない話、というのが母の言い分)。

怒りが身近な人へ向く

消化されない怒りは親の悪口を言うだけでは収まり切れず、一番当たりやすい身近な人(母)へ八つ当たり的に向かうことが多かったのではないかと思います。

母に対しての時として思いやりのなさや、どんな気持ちで言っているのかと思うような言葉は、実際には自分の親に対して言っていたのかもしれません。

問題なのは、父は本当の自分の気持ちに気が付いていないかもしれないことです。

母は自分でも認めていましたが、嫌なことを言われても我慢してきた、そんな自分も悪かったと。

母が反発しないので、父も自らの行動を振り返ったり反省することなくここまで来てしまったのかもしれません。

静観しかない

などとわかったようなことを書きましたが、こういったことへの知識もないので、まったくの的外れかもしれません。

母に対する父の言動が、91歳にもなって治るものとも思えません。

本人に自覚があるかどうかもわかりませんし。

母がここにきて反抗しはじめたのは最後の手段として仕方のないことなのかもしれません。

父が母の態度を見て、反省するなり歩み寄りの姿勢でも見せれば、もしかしたら穏やかな暮らしが戻るかもしれませんが、どうでしょう。

しばらく静観することにします。

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