母に会いました。
前回に会ってからほぼ一か月ぶり。
前に会った時は父への怒りで精神状態がよくなく、うつを心配したほどでした。
少し持ち直す
前回に会ってから母の気分は底を打ったらしく、やや持ち直していました。
こんな気分のまま死ぬまで生きていくのかと考えたら、このままじゃないけないと思ったんですって。
大嫌いな夏が終わり、それなりに外出できるようになったのも大きかったようです。
それでも、まだ元の状態には戻っていないとは言っていましたが、ちょっと元気回復したように見えました。
その元気を昔の話をすることに発揮したので、聞いているほうは正直ほんとに疲れました。
愚痴や文句って、聞いてるほうのエネルギーを削りますね……。
でも危なそうな状態を脱したのはありがたいです。
いろいろ重なった結果
そもそも父の性格は昔から変わっていないので、それなりの折り合いの付け方を母は知っているはず。
それなのに、ここまで気持ちがこじれてしまったのは、いろんな要素が重なったからのようです。
・コロナ禍で高齢者は外出しないほうがいいと言われて出かけにくくなった。
・もとから暑いのが苦手だったので、夏は近所に出かけるのも控えた。
・仲のいい友人二人が転倒がきっかけで外出できなくなり、電話で話すこともなくなった。
・コロナ禍のせいで、子どもや孫に会う機会が減った。
・夏は苦手で何もしたくなかったのに、白内障の手術をした。
いろんなことでストレスためて、外出も思うようにできないので発散できず、父に対する昔からの怒りを思い出して悶々、という感じだったようです。
ほんの少しの変化
一方の父はというと、母の機嫌が回復するにつれてよくしゃべるようになっているそう。
でも根本的なところは同じままだそうです。
91ですからねえ、今さら変わらないだろうとは思います。
それでも、ほんの少し、爪の先ほどの変化が見られるそうです。
母の作った料理について、「家で作ったものはおいしいな」と言ったとか。
おいしいという言葉を60数年の結婚生活で一度も言ったことがないそうなので、変化と言えば変化でしょうか。
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今回のことで、母にストレスをためさせるとロクなことがないということがわかりました。
コロナ禍はまだ続くでしょうし、母のことを気を付けていないと、また同じことを繰り返さないとも限りません。
それでも自分で何とか気持ちを持ち直してくれたのはありがたいです。
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