20日にワシントンで行われた、アメリカ大統領就任式。
カマラ・ハリス副大統領は紫色のコートとワンピースを着ていました。
ハリス氏の服を手掛けたのは。アメリカの黒人デザイナー、クリストファー・ジョン・ロジャースとセルジオ・ハドソンの二人。
就任式での女性のファッションは政治姿勢や価値観などを反映するとして注目されるそうですが、ハリス氏の紫の服にはどんな意味があったのでしょう。
Yahoo!ニュースの「カマラ・ハリス副大統領は、なぜ就任式で「紫色」の服を着た?メッセージを読み解く」を読んでみました。
参政権運動のシンボルカラー
一つ目の理由、それは紫は1900年代にイギリスで起きた女性参政権運動のシンボルカラーの一つであったことです(忠誠さと尊厳を表す「紫」、純潔を表す「白」、希望を表す「緑」)。
このシンボルカラーは、アメリカの参政権運動でも使用されました。
女性運動家アリス・ポールの「全国女性党」は紫、白、金色の旗を掲げたそうです。
シャーリー・チザムへのリスペクト
1972年に黒人女性として初めてアメリカ大統領選に出馬したシャーリー・チザムは、選挙運動中、紫色の服を着ていました。
ハリス氏は彼女から大きな影響を受けたそうで、チザムへのリスペクトの気持ちも込められているのではないかと考えられています。
青と赤を混ぜた色
民主党のイメージカラー「青」と、共和党のイメージカラー「赤」を混ぜると「紫」なります。
バイデン大統領が就任演説で何度も「結束」を呼びかけたように、連帯しようという気持ちの象徴なのではないかということです。
イメージコンサルタントがいる?
就任式ではオバマ元大統領の妻ミシェルさんや、ヒラリー・クリントンさんも紫色の服だったそう(ミシェルさんは紫というより赤紫ですね)。
バイデン大統領の妻ジルさんも、ワシントン入りした時は紫のコートだったそうです。
ここまで複数の人が同じ系統の色を身につけるというのは、事前に話し合いでもするのでしょうか。
偶然に任せてここまでシンクロするとは思えないですね。
青と赤を混ぜての紫という、誰でもうなずけるようなわかりやすさも必要です。
大統領選ではイメージコンサルタントが付くという話ですから、就任式でもそういう人たちのアドバイスがあるのかもしれないですね。
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