「暮らし上手な自分に変わる40の習慣」という本を読みました。
作者の金子由紀子さんは出版社勤務からライターになった人で、生活術についての本を書いています。
この本では、自分の人生を自分に合ったようにカスタマイズするため、習慣の力を借りることを勧めています。
自分の行きたい方向がぼんやりとでもわかっていれば、習慣は進むべき道を示して導いてくれということですね。
「暮らしにリズムをあたえる習慣」「見晴らしのいい部屋をつくる習慣」「シンプルな心とスリムな体になる習慣」「頑張りすぎない、おつきあいの習慣」「今すぐやめる!見なおしたい習慣」の5つの章に分かれています。
旧暦で暮らす
興味を引かれたのが「旧暦でゆっくり暮らす」という習慣。
「月と季節の暦」という、旧暦基準のカレンダーに、毎日の月の形や月例、潮の干満なども記載されているカレンダーをトイレに貼っているそうです。
旧暦は、だいたいにおいて日本の四季の移り変わりを忠実に反映しているので親和性が高いということのようです。
私も「にっぽんの七十二候」という本を持っているのですが、一時は興味を持って今の季節のところを読んだりするのですが、すぐに忘れてしまうのですよね。
カレンダーはいつも目に入るのでいい方法かも。
やる気が出ないとき
なるほどと思ったのが「やる気が出ないときの自分暗示法」。
自分自身を動かすために小細工をしかけるそうです。
やらなければいけないことが「掃除」ならば、
・髪をタイトにまとめる。
・髪にバンダナか手ぬぐいを巻く。
・リネンのエプロンをつける。
・CD、ラジオを大きめの音量でかける。
などの手順を踏みます。
締め切りの差し迫った仕事の場合なら、掃除編から「バンダナ、エプロン、CD、ラジオ」を抜いて「コーヒー」が入る、という具合。
細かいプロセスを踏んでいるうちに動き出す態勢が整うとのこと。
自分でもしていること
40個あげられている習慣の中で、私自身もしていることがありました。
作者の買い物ルールの1つに、「捨てる時にお金がかかるモノは、なるべく買わない」というのがありますが、私も買う前に捨てるときのことを考えます。
買いたい気持ちにブレーキをかけるにはもってこいです。
「TO DOリスト」を作ることも時どきやっています。
確かに、リストのない時よりも、書いたときの方が達成率はあがります。
全体的にそれほど大層なことは書いてなくて、日常の暮らしの中でこんな風に変えてみるのはどう?と問いかけてくれる本です。
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