最近、本屋に行っても読みたい本が見つかりません。
子どものころからの本好きでずっと読書が趣味でしたので、こんなことは初めてです。
家にある本を手に取っても、数ページから数十ページ読んだところで止めてしまいます。
脳が老化でもしてきたのだろうかと不安に思っていたところ、帰省していた息子に「スマホを使いすぎると脳の働きが悪くなるらしい」と言われました。
脳が疲れているかも
私は普段スマホよりパソコンの方を多く使いますが、同じことですよね。
しょっちゅうパソコンを使っていて、それもネットサーフィンのためなので、別にやらなくてもいいことをせっせとやっているわけです。
細切れの情報ばかりを取り込むことに疲れてしまって、一つのことについて書かれた本を落ち着いて読む状態ではなくなっているのかも、と思いました。
スマホ脳過労
そこで調べてみたところ、「スマホ脳過労」と呼ばれる状態があることがわかりました。
スマホから文字や映像などの膨大な情報が絶えず流入し続け、情報処理が追い付かなくなって脳が過労を起こしている状態。
物忘れが激しくなったり、判断力や意欲が低下するほか、何をしても心に響かないなど感情にまで影響を及ぼすと言われています。
脳の情報処理には3つの段階があります。
まずは情報を入れる「インプット」。
次にデフォルト・モード・ネットワークによる「整理」。
そして話すなどの「アウトプット」。
整理するときのデフォルト・モード・ネットワークは、ぼんやりするときに活発化するため、ぼんやりするべきときにスマホを使いすぎると情報処理が行われず、脳がゴミ屋敷のようになってしまうというのです。
デジタル・デトックス
こうした状況を変えるには、デジタル・デトックスをするのが一番。
スマホから離れるなんてできっこない!と決めつけずに、できるところから始めてみればどうでしょう。
例えば、
・お風呂・トイレ・寝室にはスマホを持ち込まない
・起きてすぐスマホをチェックしない
・「食事中」「会話中」はスマホを慎む
・検索する前に自分の頭で1分考えるクセをつける
・ネットで調べ物をしたときは手紙でメモを取る
・皿洗いなど無心になれる単純作業を行う
・散歩やひなたぼっこを積極的に行う
・四季折々の食べ物や行事を大切にする
(NHK「クローズアップ現代プラス」ホームページより)
私も四六時中パソコンばかり触るのを止めようと努力しようと思います。
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