老後、一番幸せなのは「一人暮らしの人」であることを知って、この先の暮らしに少し不安を覚えています。
幸せ度と亡くなる年齢も関係あるのでしょうか。
男女の差
コラムニストで独身研究家の荒川和久さんは、2018年の人口動態調査から、配偶関係別年齢別の死亡者数構成比を調べました。
その結果はこうなりました。
【男性の場合】
一番早くに亡くなっているのが「未婚の人(死亡年齢中央値約66歳)」。
次が「離婚している人(約72歳)」。
次は「配偶者のいる人(約80歳)」「配偶者と死別した人(約86歳)」と続きます。
【女性の場合】
一番早く亡くなっているのが「配偶者がいる人(約78歳)」。
次が「離婚している人(約81歳)」と「未婚の人(約82歳)」。
最も長生きなのは「配偶者と死別した人(約92歳)」となっています。
なんと、配偶者のいる人が早くに亡くなっているのですね。
女性は一人暮らしに向いている
この調査をした荒川さんによると、一人暮らしの男性は自炊したり運動する習慣がない人が多く、糖尿病、高血圧、心疾患で亡くなるケースが多い。
いっぽう女性は、夫婦間のストレスがなくなってから幸せを感じることが多く、男性よりも一人で生きていくことに耐性と適応性が強い、と言っています。
女性にとって夫婦間のストレスは、寿命まで縮めるほど大きいということでしょうか。
今後の動向は
でも、男女ともに「配偶者がいる(いた)人」が長生きしているところから見ると、誰かと一緒に生活を共にしたほうが暮らしやすいという面はありそうです。
長生きすればいいというものではありませんが。
この調査に出てくる人たちは、男は稼ぎ、女は家事という役割分担がしみ込んでいた時代の人なので、今後は事情が変わってくるかもしれません。
家の中では女性が我慢することも多かったでしょうし。
この先、男性でも料理が得意で健康管理がうまくでき、女性もしっかり稼げれば無理して人と暮らす必要はなくなります。
今以上に結婚しない人が増えるのかな。
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