化粧品メーカーのポーラが2021年に設立した「ポーラ幸せ研究所」が、幸福度と実施ルーティンの数についての関連性を調査しました。
調査したところ、男女ともにルーティンが多いほど幸福度が高いという結果が出ました。
女性はルーティンが多い
ルーティンの具体的な選択肢として挙げられたのは20項目。
散歩、ランニング、筋トレ・ジムでの運動、ストレッチ、ガーデニング・家庭菜園、森林浴など自然に触れる、瞑想、音楽を聴くこと、楽器を弾くこと、香水などの香りをまとうこと、アロマをたく・アロマスプレー、花を飾る、コーヒー・紅茶をいれること、白湯を飲むこと、サウナ、スキンケア、メークアップなどです。
ルーティン数については、男性の55%が3個以下でした。
一方、女性は半数以上が6個以上のルーティンを持っています。
ゲイツとベゾスも
ビル・ゲイツやジェフ・ベゾスは皿洗いを習慣にしています。
ゲイツもベゾスも超多忙なのではないかと思われがちですが、そうした人々は意外にも日々のルーティンを大切にしていると言えるようです。
ルーティン5か条
調査結果からポーラは「幸せにつながる『美容ルーティン5か条』をまとめています。
1.なりたくない状態よりも、なりたい状態を意識する
例えば、「病気になりたくない」ではなく、「健康でいたい」と意識するようにします。
2.結果よりもプロセスを重視する
習慣にすると決めた行動を少しずつ続けていくのが第一歩。
その積み重ねの副産物として目標や結果が達成できます。
3.自分に合った、続けられる簡単なルーティンをたくさん持つ
自分が決めた行動を、自分が決めた量だけやってみるという自主性が大事。
4.手のぬくもりを感じられる
スキンケアでも、靴磨きのようにモノに対するルーティンでも、自分の手を使って状態を向上させることが大切。
5.ルーティンを通じて自分の状態・気持ちに気付く
ルーティンによって具体的な充実感や小さな幸福感を味わう瞬間が増え、ポジティブな流れを増やしていくことができます。
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研究所はこの結果を、「ルーティン化できた、という小さな成功体験の積み重ねが幸福度の一つのポイントになる」と言っています。
ルーティンを多く持つと幸福度が上がるという結果は意外でした。
自分のルーティンはどうなのか、振り返ってみようと思います。
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