ストレッチというと、ただ体や関節まわりを柔らかくするものと思っていました。
スポーツする人にとっては怪我を防ぐために必要かもしれませんが、そうでないなら体が硬くても支障はないのでは?
でも、ストレッチの効果は他にもあるようです。
疲労回復、コリをほぐす
運動した後にクーリングダウンとしてストレッチを行うと、疲労の回復を早めて筋肉痛になりにくくしたり、血行を良くして疲労物質を流したりします。
人間の筋肉は構造上、縮むことしかできないようになっているそうで、普通に暮らしていると筋肉は縮む一方でコリが固まってきます。
ストレッチすることで、そのコリをほぐすことができます。
血管を柔らかく
また、血管は筋肉の中を通っているため、筋肉を柔らかくすると、中にある血管にもいい影響を与えることができます。
NHKの「トリセツショー」で、老化による病気にかからないためには血管を柔らかく保つ必要があると言っていました。
番組内で勧めていたのが5種類のストレッチを朝晩することでした。
そのほかの効果
ストレッチは自宅で簡単にできることから、こまめに体を動かすことで運動不足の解消や脂肪燃焼にも一役買うことができます。
冷え性やむくみを改善したり、心を落ち着かせる効果もあるとか。
就寝前にストレッチをすると、体をリラックスさせる副交感神経が優位になることで、睡眠の質も上がります。
無理しない
ただ、ストレッチしてすぐに効果が得られるものではなく、毎日数か月続ける必要があるようです。
運動習慣のない人は、張り切りすぎて体を傷めないように注意も必要です。
実際に私は気持ちいいからとグイグイ伸ばして腰が痛くなり、中断せざるを得なくなりました。腰が弱いことを忘れていました……。
ストレッチの際は「痛気持ちいい」程度にし、伸ばしているときは呼吸を止めないようにします。
そして、入浴後や運動後など、筋肉が温まったときにするほうが伸ばしやすいようです。
ストレッチすると気持ちがいいことが分かっていても、なかなか毎日続けるのはハードルが高いです。
一番いいのは習慣化してしまうこと。
それには「お風呂から上がったらする」など、するタイミングを決めてしまうといいですね。
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