ジャーナリストのマルコム・グラッドウェルはその著書で、大きな成功を収めるには1万時間もの練習が必要だという「1万時間の法則」を指摘しています。
ビートルズもゲイツも
例えばビートルズも、下積み時代に、ドイツのハンブルグのストリップ劇場のようなところで1日8時間以上、1200回のライブをこなしていました。
8時間×1200回=9600時間になります。
ビル・ゲイツも、パソコンの黎明期にプログラミングの魅力に取りつかれて1万時間以上も取り組んでいました。
1万時間を費やせば、誰でもマスターレベルの技を身につけられるというのです。
計算したら
なるほどと思った私、自分がやっていることをいつになったらマスターできるのか計算してみました。
私はプログラミングを勉強しています(本を読んで、載っているコードを書いてみる)。
わからないことばかりで、勉強が進んでいる感じは一向にしません。
肩も凝るし、わからないことが出てくると嫌になるので、費やす時間はせいぜい1日1時間程度ですが、何とか続いています。
1日1時間、週に5日で計算すると……。
マスターできるとき、私は99歳!
あかん、死んでしもてるやん!
今のままでは到底マスターできないだろうとは、薄々感じていたけれど。
それより残された時間はそんなに多くないものなんだということにショック。
1日1時間じゃなくてもっと勉強時間を確保すれば期間を短縮できますが、無理をしたら早々に挫折するでしょうし。
若ければ、ゆっくり取り組んでいてもいつかはマスターできると気楽に構えることができますが、私の年で先のことを考えるとなると、まず「健康寿命」が気になります。
女性の健康寿命は75歳。
1日2~3時間勉強するなら、なんとか間に合いそうな感じです。
ゆるく長く
我に返って考えてみれば、私はビル・ゲイツになるためとか、プログラマーとして就職するためにプログラミングを勉強しているわけではないのでした。
何か小さなゲームが作れたらいいなというのが目標なので、1万時間もいらないはず。
1万時間を費やしたあとの自分の年齢を知って動揺してしまいましたが、気を取り直して今まで通り、ゆるゆる続けることにします。
好きなら続けられるし、続けられなかったら他のことを探せばいいと思って。
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